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(回答先: 「幼児化作戦進行中」とは考えすぎ？ 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 6 月 22 日 19:24:03)
Sun Shineさん、こんにちは、はじめまして。
＞もしかしたら、東京地方には、西日本からの出身者より東北方面からの出身者の方が多く、私はよく知りませんが、彼らのアクセントがああいう風なもので、それが東京生まれの人たちにも影響を及ぼした結果なのか、それとも、あんなに一語一句、切って話さなければならないほど、東京地方の人たちは慎重ということでしょうか？ はたまた、テレビを通して「幼児化作戦」が進行中ということは考えすぎでしょうか？
その昔私も学生運動にかかわるまでは件の演説口調とは無縁の世界におりましたので、最初は面食らったものです。また、語尾を上げることや語尾を流すことは京都出身の人達や三代目位になる江戸っ子気質の友人達の語調にも観られる特徴でしたが、その謂れについては存じてはいません。何方かご存知の方がおられましたら、是非教授願えればと思っています。尚、「語尾を上げる」ことは、特に文節の最後の発声に際し唇を合わせて終わらせるように訓練することによって、相当な確度で矯正されるようです。
それから、あの演説口調の起源が何時頃で、さらに全共闘時代へとどのように踏襲されていったのか定かではありません。ただ何となく、否、既にその時にはすっかり浸透していて、仲間内の会話でも自然にそうなっていたような記憶があります。ただし、ベ平連系の運動家の人達にはそうした傾向は観られなかったようです。第一、彼らには音楽という武器がありましたし、論破・説得ではなく運動への共感性を何よりも重んじていたのです。無論、そこには政治的限界性があったわけですが、少数であってもそれを自覚した人達の方が却って過激な行動に向かったという側面を見のがすことができないでしょう。
語尾を上げたり語尾を流す話し方が人間の幼児化や退行を表象するものか断定はできないと思いますが、確かに昨今の芸能人やテレビ映画の俳優の台詞回しにもご指摘の現象が顕著に観られるのも事実でしょう。私も最近のインタヴューにおける村上龍氏の喋り方にそれに類似するようなものを観て違和感を覚えたものです。
新たなる「一億総白痴化作戦」というべき「幼児化作戦」が誰かの策謀によって進行しているかどうかは判断が難しいところです。けれども、そうした人心の操作に鈍感で躍らされてしまう一方の我々が先ず目覚めるべきでしょうし、さもなくば自己家畜化への道が待っているだけだと想われるのです。
末筆ですが、Sun Shineさんがどんなシーンに演説口調を見い出されたのか、教えていただければ幸甚の至りです。
また、会いましょう。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。