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(回答先: 馬場さんは経済研究所の所長さんでしたか、でも、潰れて失業中と・・・ 投稿者 考察者K 日時 2005 年 6 月 20 日 23:00:24)
>> 馬場英治さん どうもKなんかとは比べ物にならないほど本格的に経済を知っ
>> ている方のようですね〜
日曜大工とかアマチュア天文学者とかありますが,日曜経済学者というのも結構
流行ってるようですね.下記リンクのえずら爺さまとはノーベル文学賞受賞者のエズ
ラ・パウンドのことですが,彼も日曜経済学者でした.私のはそれにも入らない余技
の余技です.ちなみに私の本業はプログラマで,趣味のアマチュア数学者です.
> 何か、岩住達郎さんを彷彿させる論文ですね(岩住さんは、なんか凄い阿修羅の
> 論客です)
岩住さんは私が書いていた時期にはあまり登壇されなかったようですが(でもない?),
もちろんお名前はお見かけしています.不良債権処理について書かれている部分を
拾い読みしてみましたが,私の考えていたこととまったく一致しているのに驚きました.
つまり上流(銀行)に政府資金を注入するのは泥棒に追い銭でしかない.むしろそ
れを下流(債務者)に回せば経済は自律快復するという単純明快な処方箋です.
> 内容は極々簡単に言えば「電子決算を有効利用し、取引税を導入すべし」という
> ような感じですね。(全文解析には相当な時間が掛かりそうです)
@自由貨幣(政府貨幣),A一般取引税,B無利子金融が3本柱になってい
ます.一般取引税というのは通貨の移動を伴うすべてのトランザクションに多段かつ
低率の課税を行うもので,(後に知ったのですが)あれを書いたころすでに海外では
国際為替相場取引に課税するべきだという議論(というより運動)が起きています.
また,つい最近国連部内に財政再建の目的で似たような手段を使おうという動き
があるのをご存知ですか?(ここまで言うのはちょっと時期尚早ですが,これは国連
から世界連邦政府へという変動の初めての目に見える兆候かもしれません.)
> 現在で取引税的な税金は「印紙」という制度がありますが、まあ、不完全ですね。
一般取引税は現行の消費税とか印紙税などを包括するものですが,主眼は現在
非課税の証券・金融・為替などの巨額取引に課税(し規制)するところにあります.
> Kの主張は馬場さんより、マルハナバチさんに近そうですね。(もっとも、レス
> に採用された部分以外は読んでいませんが)
取引税は経済活動に対しもっとも公正かつ中立・透明な税制であり,貨幣の流通
に直接作用します.これに対し劣化する貨幣と呼ばれている課税制度の提案があ
ります.これほ貨幣の蓄積機能を無化しようとするものですが,ローカルな地域社会
で実践されるものというかなり固定したイメージがあります.マルハナバチさんは
この辺りの視座から発言されています.別スレでは取引税の弱点(社内取引には
課税できないので,企業合併により脱税が可能になる)を補完・強化する意味合
いで補助的な外形課税というものが導入されますが,これは劣化する貨幣に類似
した性格を持っています.この辺りの理論の詳細化・緻密化にはすみちゃんの支援
が大いに寄与しています.あっしらさんはこの《共同的資本主義》という概念に触発
されて,それが「無税社会」の到来を含意することを示唆されました.私はこの命題
(示唆)を《あっしらのテーゼ》と呼び,それに簡単な証明を与えています.
劣化する貨幣:再考⇒無税社会の青写真⇒あっしらのテーゼ
http://www.asyura2.com/0306/idletalk2/msg/690.html
Re: 共同的資本主義論についての諸問題
http://www.asyura2.com/0306/idletalk2/msg/790.html
えずら爺様に会うてきたとこじゃが
http://www.asyura.com/0311/idletalk6/msg/299.html
カバラ神秘主義を離散数学で乗り越える
http://www.asyura.com/0311/idletalk6/msg/311.html
> ちなみにKの主張は「相続税、原則100%課税」です。
> http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/492.html
> あたりに「Kがこれまで阿修羅で行ってきた主張のまとめ的な物」が書いてあり
> ます。
ざっと読ませてもらいました.共同的資本主義をときどき私自身共有的資本主
義と呼んでしまうことがあるのですが,Kさんのシステムはある一定時間経過する
と基本的には私的所有の廃止に必然的に遷移することになるのではないでしょ
うか?もちろん運用によってはその逆向きに伸展する可能性もありますが.(たと
えば,古代日本でも既に班田収受という土地の配分・共有システムが行われて
いたようですが,山上憶良の歌には庶民の窮乏が赤裸々に描かれています.)
これ以外の制度的手当てがないとすれば,相続税100%というシステムでは誰
も遺産を残す人はいなくなりますから,生前に全財産を誰かに譲渡してしまうと
いうことになると思われます.現行法制では親の老後を見なくとも相続権だけは
均等というシステムになっていますが,少なくともその弊を除くことはできるでしょう.
これは儒教的な「孝」の唯物的な動機付けにはなるかもしれません.
> 【唯物論者がなぜオカルト好きになるのか,その辺り分かりません.】
> とのことですが、唯物論者だからと言って「そこで思考停止してしまうと真実に
> は到達できません。」
「そこで」というのがどういう場所なのかよく分かりませんが,名乗っただけでは唯物
論者であるわけでも,なったわけでもないというのなら分かります.
> 現在の科学は開発途上です。Kはオカルトの分野に見落とされた可能性と科学の
> 進むべき方向性の鍵がある予感を持っています。
予感というところですでに雰囲気がにじみ出てますね.
予感というより期待ではないでしょうか?
> あまり、オカルト系には踏み込まないのですが
> http://www.asyura2.com/0406/idletalk10/msg/294.html
> と言うような事も書いていますし
もろ,オカルトに見えますが...
> Kのオカルトへの基本スタンスは以下のような物です。
> http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/519.html
念動力ではありませんが,(電極から取り出した)脳波を使って外部装置を遠
隔操作する動物実験はすでに米国で始まってます.もちろん,人間の脳髄が
高度のデジタル電子回路である以上(コミュニケーションに使われているか否か
は別として)微弱電磁波を放射していることに疑問の余地はありません.
> なお、「憑き物落としの呪い士」というのは「思い込みという憑き物を常に意識
> し、多角的に考え、真実に迫ろう」という意味合いです。
多角的に考えることは最重要なフォーメーションであると考えますが,それは選択
を放棄することの口実にはなりません.ある時点で必ず選択が必要になります.
> 阿修羅では「政府関係は全て悪意を持っている(打算でしか動かない)」とか
> 「マスコミは全て隠蔽工作に協力している」的な憑き物に捕らわれているような
> 主張がされることが多々あるので「もう少し、冷静に多角的に考えましょう」と
> レスを付けるようにしています。
その通りですね.単眼的な敵か味方かという2分法は失敗するだけでなく,誤っ
ていると思います.私は最近「ものごとをできるだけよい方向で解釈する」ように
努めています.もちろん,これは思考放棄することを意味するのではなく,ワース
トケースシナリオを含めて可能なすべての場合を「考察」した上で「選択」するこ
とを意味します.人は行動するとき通常ある意図を持って行動しますが,その
意図でさえ必ずしも単純なものでなく,高度に複合しかつ錯綜したものです.
> 失業者で本も買えないと言う人が何故ネットはできるのか?
光で接続していましたが,すでに止まっているので現在はダイアルアップでつない
でいます.しかし,それも風前の灯火です.光の方は停止から一歩進んで6月
27日に契約解除するという予告が来ています.一旦契約解除されると居住
地を変更しても契約を復活することはできません.
> 何故、過去にあれだけの文章を書かれた人が阿修羅を去ったのか?
> 新たな疑問も感じますねぇ〜
平たく言ってしまえば,地上には天国は存在しないということでしょうか?
私を含め,人間は愚かで小さいものだということをつくづく感じます.
> 元々「真相ハンター」というのは「誤った陰謀論」をも看破しながら「真実を追
> 究する」という意味合いのHNですね〜
安全地帯に留まっていては見えないことも多々あるような気がします.
> ですから、つまらない疑問にはこだわる性格ですねぇ〜、のほほほ
よいご性格をされてます.