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(回答先: アジア系アメリカ人は、まず毛染めをしませんが・・ 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 6 月 19 日 21:19:27)
毛染めの理由が白人化であるというのが、唯一の理由とは思いませんが、
なんと言うか、日本的なものを拒否したいという考えも、背景に存在しては
いまいかと考えるときがあります。
白人内で一部見られるブロンドへの毛染めですが、ご紹介のとおり
マリリン・モンローに代表される「白痴美」という認定もあるようですが、
ヒラリー・クリントン議員も夫である元大統領がアーカンソー州知事選へ
出馬するにあたり、髪を生来の栗毛色からブロンドへ変え、同時に、眼鏡を
コンタクトに変えたことを自伝で告白しております。
モンロー、クリントン共に美人だと思いますが、2人の社会的地位や役割を考えると、
ブロンドに髪を染め替える行為は米国の社会内において単に「白痴美」だけでは
語りつくせないように思いますが、話題からそれる為、ここで留めます。
さて、国内を見ると、自分の記憶では80年代ころから、FM放送やおしゃれな雑誌と
先導役を果たしている媒体等で、形容詞や動詞をやたら英語に言い換えることが
気になりました。DJが「今日も元気にいきましょう」と従来なら言ったであろう
ことが「アグレッシブなフィーリングで〜」「エキサイトしてる?」等のような
言い換えです。
自治体も従来ならば漢字で置き換えていたような表現を英語から直訳のカタカナで
表現することも多くなった気がいたします。(一例:住民のコンセンサスを得る。
陳腐なたとえしか思い浮かばず申し訳ありません)
また、この流れは子どもの名づけにも影響を与えたように見えます。
(例:男児:Geroge→譲治、Kent→賢人、Tom→都夢/女児:Alice→亜利沙
Emily→絵美里 等)
明治になって言行一致の文体で小説や詩が書かれた表現も、一気に
後退したようにも見えます。マイホームの外観や庭づくりも一気に洋風化が進み
歌手マドンナのようなコスチュームは西洋社会でもごくごく一部の層に支持され
ていることが日本では標準化され、若者を中心に支持されるなかで従来の既婚層
の女性の白髪染めとは異なる若者の茶髪が出現したように思えるのです。
だから毛染めという風潮にとどまらず、言語、暮らし方、など社会全体が
日本風のものを切り捨てる行為が80年代からバブル期にかけて、さらに弾みが
ついて、定着したのではと思うのです。つまり、日本風のものを切り捨てる=
愛郷精神の後退なのではないかと思うのです。
日本のアニメが海外でも好評のようですが、だからとて海外の現地メディアで
釣り糸をたらして、日本のアニメ一辺倒に傾斜することはありません。豆腐や
寿司に代表される和食がブームになったからとて、自分らの今までの食習慣を
棄ててまで和食に走りません。あくまでも一過性であったり、限定的にしか
支持されていません。この点が日本と大きく異なる点ではないでしょうか。
毛染めと同列に語れるような気がいたします。
日本人は自分たちの文化や慣習に自信がもてなくなったのでしょうか?