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(回答先: 今回のKの質問は「国家権力はあった方が良いか?」「無い方が良いのか?」と言う物です。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 6 月 19 日 01:25:04)
>>馬場英治さん どうもです。
いえ,こちらこそ.少し糸(意図)がほぐれてきました.
> 馬場さんは2つ勘違いをされているのかな?とKは思っています。
どうぞ.
> 一つはKを聡明と思っている節がある事
前便でも書いた通り,私はほとんどKさんの文章を読んでませんが,私へのクール
なレスからそのように印象付けられました.
> もう一つは、Kは阿修羅では異色な「陰謀史観否定論者」だと言う事を思いもしてい
> ない事かな?とKは感じています。
そうだったんですか.おみそれしました.ときとして(私を含め)陰謀史観論者たち
は無窮の迷路に迷い込みがちですから,あなたのような方の存在は貴重です.
陰謀史観否定論者と名乗られるくらいですから,Kさんのスタンスは確立したもの
であるように受け止められますが,その否定論の根拠を書かれているものがどこか
にあればご紹介いただけませんか?
書かれているボリュームから推定するにKさんはフルタイムポスターとお見受けします.
大雑把にカテゴライズすると阿修羅のフルタイムポスターは4つの区分に入ります.
@プロ(体制・反体制工作者),A年金生活者,B失業者,Cその他.私はB
の部類です.Kさんご自身は失礼ながらどのあたりですか?差し支えなければどん
なお仕事をされているか(されていたか)お聞きできると大変参考になると思います.
> 今回のKの元スレッドは「国家権力はあった方が良いのか?」「無い方が良いのか
> ?」と言うテーマで頭の体操をして貰おうという物で指摘されて気付きましたが「遊
> びの要素」もあるかもしれません。が、決して息抜きとして書いた物でもありませ
> ん。
国家権力=法治国家ですか?これはまた奇異な!無法国家・泥棒国家は地
上のまた歴史上のあらゆる時点に出現しています.また,もしあなたが措定される
「国家権力」が現在のサブシステムつまり,小泉自公政権の支持・不支持を問う
ようなものであるのならただの路上アンケートに過ぎません.
頭の体操というのは大変重要だと思います.私の投稿についてKさんのような解釈
が可能であることを,説得的に説明することにあなたは成功していると思います.
それでは,その頭の体操をもう一歩進めて見てはいかがでしょう?つまり,私の書い
た論旨に従って,そのテキストを解釈するという方向です.私は事実は一つしかな
いと考えていますが,つねに多様な解釈が可能だということを知っています.
もちろん,Kさんが志向性を持ったガチガチの「陰謀史観否定論者」であり,意図
するものがあって登壇されたというのであれば,もちろん不毛な議論ですね.
> まあ、それはどうでも良いとして、今回の事件ですが、ネタでは無いとの事は了解し
> ました。
必死で書き上げたものです.
ネタと取られる方がおられるなんてユメにも思いませんでした.
> 事実を確認すると
>
> 女の人が血まみれで倒れて、どこかに運ばれた。
> その報道は翌日には無かった。
> 警察には「隠蔽するような感じがあった」
> 犯人らしきチンピラが現場検証に立ち会っていた(翌日)※
> その服装はやくざの組員の服装だと思われる。
> 組長の身代わりか?
>
> そんなところです。
よいまとめだと思います.
おそらくこの解釈の方向に事態を収斂させるという流れになっていると思います.
ただし,悪魔(真理ないし神とする場合もある)はディテールに宿るということば
をご存知ですか?腐敗したものはその臭気で判別できます.これは人類が何
万年もかけて習得し,DNAに蓄積してきた叡智です.怪しいと感じるヒトの直
感まで麻痺させることはできませんし,人の口に戸を立てることもできません.
※ 犯人らしき人物が現場検証に立ち会っていたのは「翌日」ではなく,事件
発生「当日」です.紛らわしい記述になっていることをお詫びします.私が現場
を見物していたのは夜の10:00〜10:30で現場検証は薄ぼんやりとした街
灯だけが唯一の照明であるような中で行われました.そのような環境の中で写
真撮影が行われましたが,2,3点くらいのおざなりなものでフラッシュも焚かれて
いません.野次馬のほとんどは「何だろう?この男は」という感じで,この人物が
被疑者として扱われているという認識すらなかったと思います.私自身,それに
気付いたのは断片的な情景を反芻する作業を行った後のことです.
> これが、何故Kに繋がるのか?
私はKさんは法治国家の擁護者であると考えていますし,その法治国家という
システムが機能不全に陥りつつあるという認識を共有していると思っています.
> 仮に隠蔽があるとして、何を隠蔽したのか?
隠蔽の本質は隠蔽したものが不可視であるというところに尽きます.
> やくざと警察の癒着くらいでしょうが、それでも、Kには繋がりません。
あなたに取っては日常茶飯のことであるかもしれませんが,その街に暮らしている
住民に取っては死活問題です.
> 殺されたのが、政府要人とか外国のスパイとかなら「何かある」かもしれませんが、
> そこは特定されていません。
現時点ではもっとも基礎的な情報である「被害者」,「加害者」,警察に拘束さ
れていると思惟される「被疑者」の3要素すべてが不明です.
もしKさんが,「やくざと警察の癒着くらい」という認識でおられるのなら,それは大
間違いだと申し添えておきます.
> 普通に考えれば、組に所属するチンピラが痴情のもつれか何かで女性を刺した(生死不明)
> 警察の大がかりな捜査があったが、報道されなかったので、噂は色々と拡大している。
> と言う事ですよね。
それでよいと思います.
(生死不明)とされているところにあなたの尋常でない鋭敏なセンスを読みました.
> Kの考えでは、これは隠蔽するには逆に危険な事件とも思います。が・・・
私もそう思います.非常にリスキーなことを「彼ら」は行っています.※
※ 裁判を密室で行うことは不可能ですから,公開法廷での傍聴を妨げることは
できません.また,もしこの犯人が処分保留のまま釈放されるなどという事態にで
もなれば,もちろん百条委員会の設置が議論されることになるでしょう.
> 国家権力は権力の保護のため何かを隠蔽する事はあるでしょうが、この事件から、
> それを想像するのは厳しいでしょう。
ベンジャミン・フルフォードという外人記者(ユダヤ系でしょうか?)が自著の中で
「政・官・業・ヤクザの鉄の四角形」という呼び方をしているものが,この時点に
おいてついに高度の水準で完成を見るに至ったと言えるかもしれません.
私が観察する限り,末端の組員たちの間にはまったく動揺が見られず,よくコントロ
ールされた行動形態を維持しているように見受けられます.つまり,彼らは自分たち
は保護された安全な場所にいるということをようやく体感的に確信したと言えます.
私たち市民にとってはそれは恐怖以外のなにものでもないことはご理解頂けますか?