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Kは思うのだけど、今現在「勤務時間内」で仕事の終わる職場はほとんど無いのではないかと思う。中には例外的に「勤務時間が守られている職場もあるのだろうが」それは正規職員という限定を付ければ極少数ではないだろうか?
考えてみれば「勤務時間」を守るのは「当たり前である。」「誰にやましい事もないし」「誰にも非難される必要もない」
しかし、今現在は社会の雰囲気がそれを許すような物にはなっていない。
Kの分析では「勤務時間の仕事をするのは賃金内、そこで帰るのは無責任、勤務時間を超えた仕事が事業に対する貢献として評価される」という企業論理が社会に蔓延しているのだろうと思う。
一方、労働者階級からすれば、本来「労働を安売り」するような、サービス残業は「労働という商品」の価値を低める行為で、糾弾するべき行為である。
これが、企業であれば「ダンピング」として訴えてもおかしくない行為と言えるだろう。
Kが考える所では、サービス残業は「百害あって一利なし」とも思われる。
なぜ、そうなのかを以下に記すことにする。
1 職場に長くいることにより、当然ながら家庭にいる時間が少なくなる。その事により「社会の基本的単位である『家庭』の崩壊」に繋がる可能性が高まる。
2 そのような「厳しい職場」から逃避する人も現れるため、ニートやフリーターが増える事になる。ニートの中には「就職に挑戦したが、私には勤まらないと判断した」というものも多いと言う事である。
3 「労働という商品」の価値を低める事は、当然ながら日本の生活者全体の収入を低下させる事になる。結果、経済市場は冷え込み、税収は落ち込み、不景気になる。
4 一人の人が長時間働くと言うことは「他の労働者の働く機会を奪う」と言う事でもある。これは、失業率を高め、それは、ニート・フリーターの増加と重なって「犯罪と言うによってしか収入を得られない人を増やす事」になる。
5 また、長時間の労働をする事は「ストレス」と「健康被害」にも繋がり、怒り安い精神状態を作ることになる。「他人の仕事は楽に見える」という一種の被害妄想も引き起こし、「うつ病」等の精神障害も引き起こさせる。ミスも怒りやすくなり、当然欠陥品の比率も多くなり、それは「事故災害の元にもなる」
6 長時間の労働は「過労死、過労自殺」にも繋がる、調査の結果では「真面目で、優秀で、責任感の強い人」ほど、そうなるとの結果も出ている。これは、日本の労働者の「優良な労働力の比率を低くする」という結果に繋がる。
と、考えていくと、まだまだあるのですが、長文になると「読んでくれる人」が少なくなるのでこの辺にしておくが、悪いことは多々あるが、良い事は無理にこじつけても「努めている企業の上司の管理責任者としての株があがる」と「経営者が喜ぶ」くらいしか思いつかない。
何で日本人は「働き者は偉い」と言うような考えを持っているのだろう?
ともかく、正常に思考すれば「タダ働きにはNO」と言うのが正しいハズである。
しかし、日本人は多くの人が「自己主張を苦手としている」そのような人には「勤務時間は守れ」と指導する事も必要である。
また、内部告発などの「直接は企業内部には言うことの出来ない、声を聞き出す方法論」も必要である。思いつくのは「働く人の悩み電話相談」と言うような物ならば実現性はある。匿名可で「相談した人の秘密の保護を約束した上」で調査と改善の努力はする。と言う事ならば「相当数」の反響はある気がする。
そこまでやってもタダ働きが減らないのならば「労働という商品のダンピング販売」と言う事で「タダ働きする人の罪を問う」事も考慮しなければならない。
キリスト教では「休日に働く者は石で叩き殺せ」という教えもあるらしいし
ヨーロッパの方では「3日連続残業をした夫の荷物は外に置かれている(離婚される)」と言う話もある。
Kは「働き者も度を過ぎれば偉いのではなく、馬鹿なのだ」と思う。