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Kは昨日(6月10日)、帰宅中のラジオニュースで「裁判所の職員の妻が過労自殺として訴えていた裁判の棄却判決が出された」とのニュースを聞いた。
棄却の理由は「確かに精神的に異常が出てもおかしくはないような状況だったようだが、同僚に比べて異常な状態とは言えないので棄却」という要旨の物だった。
Kはオイオイと思ったのである。人間は全員一律の耐久力を有している訳ではないだろう。仮に10人職員がいて「最初の一人が自殺したとして、そのまま放置すれば、場合によっては全員自殺する可能性だってある」
どんな事にも最初の一人はあるのだし、人はそれぞれ耐久力に差があるのである。
これが「仕事の忙しさと自殺には因果関係は認められない」というのならば、Kはすぐ忘れる。しかし、忙しい事は認定した上で「個体差を考慮せず、同僚が自殺していない事実のみを拠り所にした判決」となれば、別である。これは、司法の判断力を問う大問題である。
で、帰宅途中のラジオニュースだったので詳しい事が曖昧なので検索をして調べたところ「見つからない」のである。
意識のない多くの人には、小さな裁判かもしれないし、採るに足らない裁判かもしれないが、NHKのラジオニュースで放送されたからには多少の記事があっても良いはずなのにgooにもyahooにも無い、これは日本の大手メディアは「この裁判結果を無視できるレベルと認識した」か「故意に隠蔽した」事を物語る。大手メディアで取り上げれば、gooかyahooには情報が入るはずである。
隠蔽か無視かは不明であるが、この裁判に問題意識を持たないようなメディアでは、日本の労働者の生活改善など望めないだろう。