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(回答先: 日本を病理学的に分析することは、絶対に必要なことと思いますね。 投稿者 都会暮らし 日時 2005 年 6 月 04 日 08:48:52)
>これは俺の主観ですが、黒船〜敗戦ときて、一度だけ日本が自己を取り戻すチャンスがあった。
60年安保です。
ところがこれが、徹底的に弾圧されてしまった。
>民衆の意思をもって成す改革の灯は、あの時かき消されてしまった。
都会暮らしさんの「主観」に全面的に同意します。
あの時、変革への灯火をかき消した圧倒的な力の最大のものは何だったか。それは警視庁の第4機動隊でもなく、全学連主流派をトロッキスト呼ばわりした日本共産党でもなく、それまでの論調からは一転、急に政府を擁護し始めた大新聞だったのである。国会内で樺美智子さんが死亡した2日後の6月17日、東京の7大新聞社が「暴力を排し、議会制民主主義を取り戻せ」と、異例の共同宣言を発したのである。各新聞が一斉に同じ主張を強い調子で叫ぶとは何事か。太平洋戦争時の大政翼賛会そっくりではないか。当時その共同宣言を見て、われわれは巨大な重石が頭からのしかかってきたように感じたものだ。その2日後に安保条約は自然成立したが、数日後、岸内閣が総辞職した。せめてもの慰めだった。われわれは公安検事の追及を逃れた狭い屋根裏部屋で万歳を叫んだ。