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(回答先: なぜ人は、保守あるいは科学の軌道を外れることを厭いがちなのだろうか(それらしき二つの理由)-エセ「保守」問題考察への助走 投稿者 乃依 日時 2005 年 5 月 31 日 01:14:47)
乃依さん、いつも重要な問題提起ありがとうございます。
昼休み板で問題提起されていた無断転載の件については議論が必要だと思っております。
あなたがご提案されましたように転載承諾を阿修羅専用アドレスを使って得るという方法ができればいいのですが。
このスレのテーマには重要な問題が含まれていると思います。
人は何故、「慣れ親しんだ思考パターンからの脱却」を恐れるのかという問題です。
簡単に言えば「その方が楽」という事なのでしょう。
楽な思考パターンが存亡の危機に立たされた時、人は「慣れ親しんだ世界観」が崩壊するというぐらいの恐怖を感じるのでは無いでしょうか?
天動説から地動説へのパラダイム転換が一番有名な例ですが。
地面が動いているなんて頭がどうにかなってしまいそうなほどの恐怖であったでしょう。それで弾圧したのです。
今の日本にも多くの「根拠無き断定」が存在します。
「アメリカに付いていくのが一番安全」という断定が典型です。
親米保守ってやつですね。
小林よしのりや西部萬も批判する。
>なぜ人は、保守あるいは科学の軌道を外れることを厭いがちなのだろうか(それらし>き二つの理由)-エセ「保守」問題考察への助走
>http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/441.html
>投稿者 乃依 日時 2005 年 5 月 31 日 01:14:47: YTmYN2QYOSlOI
>なぜ人は、保守あるいは科学の軌道を外れることを厭いがちなのだろうか、
>ということで、私の方からこれらしき2つの理由を提示いたします。
>1,道筋に従うことにより、帰結に確実性が生じるため
これは、あるでしょうね。
慣れ親しんだ公式により結論を出す方が取り合えず人々を先導し易いって事もあるでしょう。
新しい公式を打ち出した場合は説明に時間を要し過ぎて先導をするには時間が掛かり過ぎるので支配層は好まないのです。
>2,新規の思考の道筋を切り開くのには、精神的な消耗を伴うため
これも、当然あるでしょう。
将棋で奇手を模索する時のように時間が掛かる割には成果が確実で無いという事でしょう。つまり、コストパフォーマンスが悪いという事。
>これらが、私としての考えうる理由となります。
>(このページの話題はこれだけなのですが、なぜエセ「保守」が、
>政治の中枢を掌握しつつけうるのか、の考察の一歩とするためにも、
>先行して寄稿いたしました。)
これまでの支配の論理の中心部分はなるべく保持したまま必要最小限の改良をした方が時間も掛からずに効率的に支配ができるという事でしょう。
靖国神社に関しては国論を二分するようになり、保守の中核から排除される可能性が生じてきました。
世界情勢によって保守もまた改良されるという一例です。
保守の論理の中で弱い部分に焦点を当て議論をする事が改良派の最も効率的な戦略です。
むろん、「全てを疑え」という事は常に保持しつつ。