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(回答先: 南京の素朴な疑問 投稿者 ユーコ 日時 2005 年 5 月 27 日 08:41:22)
前に阿修羅でも示したのですが、Kは前に相当突っ込んだ南京事件の考察をした事があります。
http://nazono-k.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/patio.cgi?mode=view&no=19
上記はその時の物ですが、リンク先はかなり消えています。
まず押さえておく事が必要なのは「相当数の殺害はあった」という事実です。
仮に祟善堂の11万人の死体処理がねつ造だったとしても、紅卍会の埋葬だけでも相当数であり「死体処理は追いつかなかった」のは間違いありません。
戦争だから仕方がないと言うのも疑問です。当時の中国側は「焦土作戦」を行いながら撤退に次ぐ撤退を繰り返していたので大規模な組織的戦闘はほとんどなかったのです。
南京戦でも、司令部はアッサリと撤退していますので「無血開城」といえる状態です。
その状況下で「死体処理が追いつかない死体が量産された」のです。
確かに30万人は間違いでしょう。しかし、数万人規模の虐殺行為があった事は否定できないでしょう。
証拠写真については相当数の写真がねつ造との指摘もされていますが、これは逆に相当な報道規制が行われたと言うことでもあります。「被害届け」は多く、「私がやった」という証言も多く残っています。
便衣兵というスパイ的なゲリラ兵という存在もあり、一概に被害者数をそのまま「日本の罪」という考察にするのも問題でしょうが、全てをそれに押しつけるのも間違っているでしょう。
ただ、この手の話題になると「否定派の人」は幕府山事件などの検証がかなり進んでいる事件を無視する傾向があります。これは投降した人たちを1万人規模で殺害した行為ですから逃亡した人数等は別にしても「言い訳ができない事件」です。
日本が無実というような理論展開をされるのならこのような事件を率先して紹介し、その上で行わなければいけないとも思います。
南京事件の真相は難しいのでしょうが、絶対に間違っていないのは「戦争は人間を狂気に走らせる事実です」
理性も、良識も、まともな考察も全ては「命」に前に吹き飛びます。
今後、南京事件(仮に大虐殺は無かったとしても、大きな誤解を招くような)のような事は起こさないようにしなければならないでしょう。