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(回答先: 経済政策をもっと地方に任せてみてはどうでしょうか? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 5 月 16 日 15:13:02)
北海道には森林の回復に力を入れている地域がある。
農産物(特に米)も内地米よりも安値しか付かずに破産手前の農家が多いと聞いた。
北海道の観光も酷い状況だという。
旭山動物園の来場者が日本一になったというが、その旭川市(上川管内)は非常に景気が悪い。
景気格差や特産、観光資源の有無でも、各地域の状況に色濃い格差が広がると思われる。
道州制にするとの動きもあるが、経済的には現状より悪化の可能性も示唆されている。
中央のスリム化と伴い、今まで中央の農業指針に痛めつけられてきた(翻弄されてきた)「地域」に「自己改革」や「自己責任」をいきなり押し付けてもうまくはいかない。
水産資源もロシアとの関係で、良好状態を維持できずに、「割に合わない仕事」になっている。
「利益再分配の機能をどこが持つか?」
「『損益分岐点』をクリアできる地域がどれだけあるか?」
もし、損しか出せない地域を効果的に救えない状況ができたら、北朝鮮のような惨状にさらされるのは、民衆ではないのか?
今より「利」のある地域に、更に人が集まり、地方が閑散とし、現状より悪くなりはしないか?
確かに国はいらん事してるかもしれないが、現状において、その庇護が必要な地域もある。
また、広域な理想では死んでしまう危険がある地域がある。
少なくとも今の「中央集権国家体制」は無駄も大いに多いが、弱者(地方)救済のシステムとしては必要だろう。
無駄を徹底的に排除し、利潤を獲得できる状況を作り出す事が、弱者(地方)を切り捨てない方法ではないか。