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子育ての本を読んでいて、おもしろい記述を見つけました。
どうすれば子どもはやる気になるのか―子どもの勉強と「勇気づけ」 「親子共育」の実践
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「どうして幸福感が湧かないのだろう」という項目で、
『どうすれば幸福になれるか(上) Adlerian Books』を引用している
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あなたは人間として、次の三つの人生態度のどれかを選ぶことができるだろう
1:人生とは、この世に生まれ、飲み、食い、眠り、友達をつくり、年頃になったら相手を見つけて結婚し、年をとって
死ぬだけだ。人生には別段目的などはない。世の中の問題に煩わされない物静かな満足があればいい。だから本もいらないし、教育も不要だ。
どう生きるべきかなどという説教も無用」
2:今日の大部分の人が実行しているもので、人生をビジネスのように見なし、どこまでも競争に勝ち抜き
個人の能率をあらわそうとする「弱肉強食」の態度。
・どんな利益が得られるか。
・これは自分にとってどれだけ価値があるか
・幸福とは競争に勝てるかどうかで決まる。
・まさにこれは、動物界の弱肉強食の世界だ。
・個々の力関係で、強いものが弱いものを犠牲にして生き残っていく。
・こうした生き方では、卑劣な攻撃と利口な防御だけが重要となる。
・このような攻撃的な利己主義は、様々な形の精神障害を生み出し幸福を邪魔する。
・家庭内や会社のオフィスの中で、個人の威光や権力を得ようと苦悩している姿を冷静に見てきた人ならば、ビジネス的人生がいかに人間のプライベートな生活を悲惨にしてきたか、よくわかっているだろう。
・私たちは、個人にとっても一つの国にとっても、この競争原理から来る傷痕が恐るべき災いと損害をもたらしていることを見落としがちである。
・人間の生活にこのシステムが使われると、人をいじけさせ、不具者にし、他人まかせの無気力人間を作ることになる。
・犯罪、堕落、精神障害を引き起こし、その損害は勝利者にも敗北者にも同じように重荷としてのしかかってくる。
(この辺はあっしらさんの投稿に同様なものがあった。)
・世界の歴史でこれほど顕著で大規模な失敗例があるのに、そのような生き方を個人の生活に適用してみたところで、各個人が幸福になれる確率はほとんどないだろう。
・私たちが人間として幸福になろうというのであれば、攻撃的で自分の利益だけを追求するビジネスマンの貪欲な目で人生をみてはいけないのである。
3:芸術家のような人生態度
・3つめの態度は芸術家のアプローチ方法である。芸術家の生き方の基本となる哲学は「わたしはそこへ何を表現できるか?」
・個人の同胞にたいする対人関係は、強調と良識
ということで、3がいいんじゃないの。という話です。