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憲法27条は労働の義務も定めている。
最近思うのは、この条項は、国民の精神を奴隷化するために、大きな役割を
果たしているのではないか?と考えるようになった。
過労死、自殺、JR西日本の事故、等社会のあらゆる場面においての
病理を考察してみると、根が真面目な人ほど深く真面目に頑張らなければならない
と考える。そういう人ほど、ノイローゼ、精神病などになり、精神は犯されていく。
真面目で人が良い人ほど、世の中の無茶な要求に適応しようとするから、
視野狭窄になり、感性が鈍磨していく。
さらに、労働の義務さえ果たせば、後は社会のこと、未来のことは何も考えなくてもいい、という考えも自然に生じてくるのではないか?
国家財政、環境問題、治安、モラルなどの様々な問題。
それらのことについて、考えなくてもいい、義務ではない、自分の責務ではない、
と、国民は考えるようになるだろう。