現在地 HOME > 雑談専用13 > 288.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 国家という枠を否定する平和主義者さんに聞きます。 投稿者 ユーコ 日時 2005 年 5 月 07 日 22:28:25)
そういう意味での平和主義者ではありませんが、若干、コメントします。
>「国境がなくなれば戦争は終わる」
現実的には、国境をなくすということは、EUのような連合形や合州国・連邦の形でより大きな国家をつくるという方法と、侵略によって併合していく方法があるでしょう。大東亜共栄圏がどちらの方法であったのかは別として、一般論としては、強い国が弱い国をほろぼし侵略する形で国境をなくすということが行われるならば、それは新たな戦争を生む可能性が高いでしょう。(仮にその意図が、他の列強からの庇護のためであるとしても)。もちろん、その後に、各民族の意図を尊重した善政が長く行われれば、その可能性は下がりますが、善政よりも殺戮のほうが多ければ、当然、内乱から戦争にいきつくでしょう。
>「ナショナリズムを捨て去れば戦争は起こらない」
戦争の原因は、必ずしもナショナリズムだけではないでしょう。日本では、民族主義とナショナリズムはほとんど同義かもしれませんが、民族主義もまた戦争の原因になります。また、資源争奪が原因となって、民族主義やナショナリズムが動員されて戦争にいたることももあるでしょう。
平和については、それぞれの国が、それぞれの国としてスタンダードな国家機能をもち、そりうえで近隣諸国との友好協力関係で平和を保持するという考え方も、もちろんあるでしょうが、果たして、そのスタンダードな状況とは何なのかが問題です。
靖国神社参拝が多くの国民の本音であるかどうかという点も考えねばなりませんが、仮にそれが本音であるとしても、その本音を出していけば、いずれ近隣諸国も(国家として当然のことと)諦めて、友好関係がきずけるかにいってきた人たちは現在の状況をどうみているのでしょうか
日本の歴史観が自虐史観なのか自己陶酔史観なのかはっきりさせるためにも、また、中国韓国の教育が反日の捏造教育なのか誇張はあるにせよ事実に基づいた教育なのかをあきらかにするためにも、近隣諸国との共同研究を続けるべきと考えます。