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欧米人は一見グローバルに見えて実はそうではない。
例えば、スキーのジャンプ競技、日本人が勝っていたらルールの変更を行った。
グローバル化とは「地球規模」で公平で透明度の高い競争が行われる状況である。
スキーのジャンプ競技の改正は、体格で劣る日本人には不利になったと言われる。
つまり、白人に有利なようにルールそのものを変更したのである。
グローバル化と言うのは「資本主義経済の方便」として作り出された経済上の論理である。当然、先行している方が「圧倒的に有利」である。
日本の保守主義の期間が長かった所為もあるだろうが、資源に乏しく、四方を海に囲まれている日本では、環境的にグローバル化に対する認識自体が育ちにくい、終身雇用と護送船団方式が身に染みついてしまった中高年には「永久にグローバル化を完全に受け入れる事はできないだろう。」
金融ビックバンの時に「自由化」の利点と問題点を懸命に覚えたとしても、何となく「公平で自由で、日本に限らない営業市場が開かれるのだなぁ〜」と感じるぐらいで、その後は日々の忙しさの中で「全て忘れ去る」のがオチである。
「これからは貯金でなく、株の積極運用の時代、リスクにはカントリーリスクと為替リスクと変動リスクと・・・」などと勉強して覚えても、田舎の方で気軽に株などやっている人は少ない。ネットでやれば良いと思ったら大間違いで、田舎にはADSLすらまともに来ていない。つまり、回りに経験者も少なく、全て自分で研究することになり、忙しくって、その時間も無い。リスクの分散とか、チャート分析などしてる時間もない。端っから不利なのである。で、やっと有名企業の株を買い始めたら倒産したりする。
「国家破産の可能性が高くなっても」海外預金の口座も無いので、どうにもならない。韓国あたりに行っても保証人無しでは口座開設すらおぼつかないし、そもそも韓国に行けるほどの時間的余裕もお金もない。金を全財産の10%くらいは持っていた方が良いとか言われたって、どこにも売っていない。ネットで買って詐欺だったら誰も責任を取ってくれないだろう。
田舎でなら「野菜を作る」のが正解との意見もあるが、体力と土地がない。
そもそも、なんで欧米の方で勝手に作ったグローバル化を日本が受け入れなければならないのだろう?
外圧は分かる。世の流れも分かる。
しかし、受け入れるのなら、労働者の労働条件が極端に悪くならないようにキチンと法整備を行い、厳しい監視と指導が必要である。
日本の体質は、全てが現場押し付け型なのである。海外の低賃金労働力に頼り、日本の労働者に過密労働をさせ、正当労働力を下回った状態でサービスの向上などと言ってもどうにもならない。だから、列車も脱線事故を起こすのである。
そもそも、資本主義の世界で勝つには「常に成長を続ける事が不可欠」なのである。
保守的防衛に入ったら、その企業は事実上「終わっている」のである。
日本に外国が攻めてくるならば、日本はアメリカを乗っ取るくらいの勢いで攻めて行かなくては「ハゲタカ外資にやりたいようにやられるだけ」である。
日本の経済界のTOP連中が一番最初に頭を切り換えなければいけなかったのに、それをせず、全て、現場に丸投げしたから、大型スーパーですら傾く事になる。
既に、リストラ、効率化による安売り競争には限界を超えている。
この状態で「見通しのハッキリしない郵政の民営化」などと言う奴は「本当に何も分かっていない」
欧米のルールで戦うのに日本の有利な要素を自ら捨てて「追いつめれば、何とかしてくれる。」と思ったら大間違いである。
既に状況は「経済の国家間の戦争」と同じなのである。その時によりによって、売国奴の非国民が宰相とは・・・日本の運もここまでかもしれない。