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(回答先: 素晴らしい人生 投稿者 デラシネ 日時 2005 年 7 月 08 日 12:33:54)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000885/files/2557_15784.html
(「青空文庫」所収の「晶子詩篇全集」より)
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君死にたまふことなかれ
(旅順の攻囲軍にある弟宗七を歎きて)
ああ、弟よ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ。
末(すゑ)に生れし君なれば
親のなさけは勝(まさ)りしも、
親は刄(やいば)をにぎらせて
人を殺せと教へしや、
人を殺して死ねよとて
廿四(にじふし)までを育てしや。
堺(さかい)の街のあきびとの
老舗(しにせ)を誇るあるじにて、
親の名を継ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ。
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事(なにごと)ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家(いへ)の習ひに無きことを。
君死にたまふことなかれ。
すめらみことは、戦ひに
おほみづからは出(い)でまさね[#「まさね」は底本では「ませね」]、
互(かたみ)に人の血を流し、
獣(けもの)の道(みち)に死ねよとは、
死ぬるを人の誉(ほま)れとは、
おほみこころの深ければ、
もとより如何(いか)で思(おぼ)されん。
ああ、弟よ、戦ひに
君死にたまふことなかれ。
過ぎにし秋を父君(ちゝぎみ)に
おくれたまへる母君(はゝぎみ)は、
歎きのなかに、いたましく、
我子(わがこ)を召(め)され、家(いへ)を守(も)り、
安(やす)しと聞ける大御代(おほみよ)も
母の白髪(しらが)は増さりゆく。
暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかに若き新妻(にひづま)を
君忘るるや、思へるや。
十月(とつき)も添はで別れたる
少女(をとめ)ごころを思ひみよ。
この世ひとりの君ならで
ああまた誰(たれ)を頼むべき。
君死にたまふことなかれ。
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なお、余談ですが、与謝野晶子ば調べてたら、おらの投稿さ出合ってすまった。
ダジャレのネタは言わねよう、言えばどうせおら馬鹿にさるっから(ま、雑談だから気楽に構えているんだども)。
http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/655.html
斉藤哲夫さんて本おらは当に知らなかった。フォークさ幻滅してた時代があった(70年以降)からだと思う。反戦フォークの世代なもんで。でも歌詞は新鮮だな。英語の歌もアメリカ南部の黒人霊歌みてだにゃ。おらは放浪・行乞の山頭火が好きで、西日本や中部地方を放浪するとだいたい山頭火の句碑さにであう。ヤツも酒が大好きで身を窶してしまったが、ナニを狂ったか、熊本ではスッポンポンになって「チンチン」電車ばとめた。願わくば一回でいいからやってみたい「ストリーキング」。でもおらの品性が、(ODAW氏のごとく尊大ではねんだども。ハードパンチャーさんて・・・・さんだろ、なっ)、そればかろうじて止める。ああ、いまだに思う、炎のような恋ばすてみてえな。・・・・もな。