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NY大、高校生1番人気 親はスタンフォード大
FujiSankei Business i. 2005/4/3
【ロサンゼルス=岡田敏一】全米最大級の大学試験対策校、プリンストン・レビューは、毎年恒例の全米大学ランキングを発表した。学生の人気ナンバーワンはニューヨーク大学(ニューヨーク州)で、親が息子・娘に進学してほしい大学のトップはスタンフォード大学(カリフォルニア州)だった。また、入試のための論文づくりや各種のスタンダード試験、高額の授業料が悩みの種になっている現状などが浮き彫りになった。
調査は、昨年2月から8月にかけて、大学進学を希望する2885人の高校生と、その両親1045人の計3930人を対象に実施した。
それによると、学生、親の双方が2位にハーバード大学を選ぶなど、アイビー・リーグと呼ばれる東部の名門校の威光はまったく衰えていない。
しかし、学生の間でニューヨーク大学の人気が高かったのは、教育内容よりむしろ、世界最高のさまざまな娯楽が簡単に楽しめるニューヨークのマンハッタンにあるという立地条件の良さが要因とみられる。その証拠に、勉学を優先する親のランキングで同大学は10位で、親と子の大きな認識のギャップが明らかになった。
一方、全回答者の64%が、大学入試のためのアプリケーション(論文作成や各種試験の受験といった出願準備)が「非常に高い」、もしくは「高い」ため、苦労すると答えていた。
ところで、大学選択の条件について「最高の内容の知識を学べる」と答えたのはわずか8%で、13%は「授業料が手ごろ」、24%は「自分の学術経験が最も生かせる」、55%は「総合的に考えて最も合っている」と答えるなど、学術内容以外の事情が大学選びを大きく左右していた。
また、米の有名大学は、デューク大学のように4年間の授業料の総額が約12万ドル(約1280万円)もかかるところもあるなど、授業料が極めて高額で知られる。そのため「第1志望の大学に入学できたとしても、授業料が満足に払えないだろう」との答えが全体の30%を占めた。
このほか、「第1志望の大学には入学できない」との答えが28%、「入学できても授業料の支払いなどに苦労する」との答えが26%、「不本意な大学への入学になるだろう」との答えが16%を占めるなど、授業料の問題が学生、親の双方に重くのしかかっている現状も明らかになった。
とはいえ、世界最高の大学を自負するハーバード大学が先ごろ、学生の見聞を広めるため、海外留学を積極支援する方針を打ち出し、米の名門大学に海外留学ブームの潮流を生み出すのではと注目されるなど、名門大学も様変わりしつつある。学生も親も、昔ながらの名門大学志向は変える時期が近づいているといえそうだ。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/art-20050402203246-MKHDHNGGHP.nwc