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議論が平行線、膠着状態に陥る根本原因とは?
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投稿者 日 日時 2005 年 7 月 01 日 01:36:13: IR1H95zbmUf8k
 

(回答先: 皆さん、色々お世話になりましたm(__)m  投稿者 考察者K 日時 2005 年 6 月 30 日 22:10:25)

議論が平行線のまま終わろうとも、これほど忍耐強くやり取りを残した両者の熱意に、何とか応える事は出来ないだろうか?

議論が平行線、膠着状態に陥る根本原因とは?
連帯のために、まずはそこに焦点を当て、それを解明しないと、全ての議論は底の抜けたバケツです。

お二人ですら、徒労に終わり、後味の悪い感情を残さなくてはならない、一歩も前に進んだ成果を認められない、議論とはなんぞや?

その骨子は
@国家と言う枠組みとセットの、天皇制や君が代の廃止、又は拒否の自由の主張。
Aその最終目的は戦争、搾取を生み出す国家、権力、支配からの解放、又は理想社会の建設。
Bその方法論に必要不可欠なのは、そこに住まう主体となる大衆の支持、協力。
でした

ABについては両者特に異論なし。
にも拘らず@のアプローチがBの方法論にとって、相反する正逆効果を生み出すと言う意見対立となっておられた。
これはどちらかに誤りがあるか、もしくは@かBに問題があるということになるはずです。

しかし、あらゆる事象に共通することとして、1枚の紙の裏表の如く、2項対立は存在します。
どちらもその1枚の紙の裏表をそれぞれに言い表す限りにおいては一理あり、対立します。両者の場合もそうでは無いでしょうか?

ならばその1枚の紙を共通のスタートとする認識に遡り、そこを疑ってみたいと思います。
まさに問題はBにあり、そこの立脚点が行き止まりであることに起因しています。

仮に、民衆の大多数の支持、協力は初めから望めないと言う認識に立ったとします。それは民衆に絶望してのことではありません。無知無理解も多様性の顕れですし、それが楽しくもあり、また素晴らしくもあるという民衆愛の上にある認識です。
それはそうしたものであり、だからそれは未来永劫に叶わない幻想と割り切ると?

日の丸、君が代、天皇制への否定は事象への表面反応であり、民衆の支持を期待しての運動の末路が行き止まりであるということになり、そこをいくらがんばってみても、運動が民衆の多数派を形成することは土台出来ないという結論に達します。
つまり、この一枚の紙自体の存在が幻想だと否定されるのでは?

それがたとえどんな運動であっても多数派を民衆の中に形成することは余り意味がありません。一時的で、すぐに崩れ去り、徒労であるばかりです。

つまり、砂上の楼閣、幻想の民衆の多数支持を得るシステムを求めるのではなく、民衆を正しく導くシステムを求める必要があると考えます。
確かにそこには独善、独裁のリスクが生ずるやも知れません。しかしこのままいつまでもAを同じくする者同志が、いがみ合っていてはならない。

人と人との論争、対立は精神の闘いであるから、下手に心に傷を負ってしまうと相手の主張は絶対に受け入れられなくなり、やがて肉体の闘いの準備が始められるだけ。

だから次元、波長の違うあらゆる人の目に触れる公開掲示板上の議論では、一定の線引きをするしかない。
それ以上の議論をするにはそれ相当の覚悟とルールをすり合わせた非公開の場が必要なのだと思います。

そこでは高熱の情報を出す事が出来ます。それはバーチャルな理念ではありません。認めねば自らの身が火傷するしかない、リアルな、否定し得ない主張を超えた情報です。それを知ってから、人は考えを改めて纏め上げ、主張なら主張をして欲しいと願っています。

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