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□「私を14歳だと思わないで」=アンネの手紙を展示―オランダ|AFP=時事
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/story.html?q=20060414afpAFP006669&cat=61
「私を14歳だと思わないで」=アンネの手紙を展示―オランダ (AFP=時事)
【アムステルダム】「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女アンネ・フランク(1945年3月、独ベルゲン・ベルゼン収容所で死去)が生前、家族などにあてた手紙の展示会がオランダ・アムステルダムの歴史博物館で12日に開幕。父親のオットー氏(80年死去)あての手紙には「私は心身共に独立しています」「私を14歳だと思わないで」などと書かれ、独立心旺盛だったことがうかがえる。展示会は9月3日まで。≪1枚目の写真は展示された手紙の一部≫
アンネ一家はナチスの迫害を恐れ、アムステルダム市内の隠れ家で暮らしていたが、家族内でもめごとがあると互いに手紙を書く習慣だった。同居していた少年への恋心が芽生えたアンネは、そのことに批判的だった父親への手紙で「私は心身共に独立しています。もめごとを乗り越えて強い人間になったんです」と書き記し、「私を14歳だと思わないでください。こうしたあらゆる問題を経て実際の年齢以上になりました」と訴えている。手紙は44年5月5日付で、隠れ住んでいたアンネ一家が発見され、収容所に入れられる数カ月前に書かれたものだ。
父親からの「独立宣言」は「アンネの日記」の中でも言及されているが、オットー氏はこの手紙について、内容に動転したため燃やしてしまったと語っていた。しかし、手紙は後に同氏の書類の中から見つかり、今回初めて展示されたという。≪2枚目の写真は12歳当時のアンネ≫
アンネは42年、一家が隠れ家に移る直前に別れの手紙を親友に出そうとしたが、秘密発覚を恐れたオットー氏がやめさせた。そこでアンネは親友から返事をもらったつもりでさらに手紙を書き続け、これが後に架空の親友キティへの手紙という形で日記を書くことにつながった。
戦後、一家で唯一生き残ったオットー氏は知人が保管していたアンネの日記を受け取り、出版を決意。物書きになりたいと言っていたアンネの夢を実現させた。
[ 2006年4月14日0時32分 ]