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ゲイジャパンニュースからhttp://gayjapannews.com/news2006/news34.htmより引用
イスラム教の同性愛嫌悪とホロコースト
2006/01/20 07:40
(イギリス)同性愛人権活動グループ「アウトレイジ ! 」のピーター・タッチェル氏は「イギリスムスリム評議会(以降 MCB )のホロコースト(大虐殺)犠牲者追悼記念日のボイコットは偏見と偽善を臭わせる」と言う。
MCBは「すべての事実・犠牲者を含有した式典ではない」という理由でホロコースト犠牲者追悼記念日に参加しないことを表明した。また2001年のホロコースト犠牲者追悼記念日への不参加を決めたときには、その理由として「いわゆる同性愛者の大量殺戮」を含有していることに反対してのことだとする声明を発表していた。タッチェル氏は「MCBは5年前と逆のことを言っています。5年前は含有しすぎていると言っていて、今は含有していないと言っているんだから。MCBに唯一一貫していることは同性愛者の人権確立に反対だということだけです。MCBはナチスの収容所に同性愛者の犠牲者達がいたという事実に認めてきませんでした。」と語った。
ナチスの大虐殺による同性愛者の犠牲者は1万人〜2万5千人と見積もられている。
「MCBはナチスの支配下で同性愛者が受けた苦痛を軽く見ているように思えます。」今週初め、MCBのリーダー、イクバル・サクラニー卿がシビル・バートナーシップ制度を『有害』と批判し、同性愛を『受け入れがたいもの』と述べたことをうけて、そう語る。
「イスラム教徒が受けた偏見や差別を考えると、MCBが同性愛コミュニティに対しての偏見や差別を支持することは驚くべきことです。MCBは過去10年間同性愛者のための法改革を積極的に反対し、地方政府条例28条(注 1 )や不平等な承諾年齢のような同性愛嫌悪的な法律を維持することを公に支持してきました。 MCBは乖離や不寛容を助長するのではなく、イスラム教嫌悪や同性愛嫌悪から人々を解放し、社会の公正を維持するために努力するべきです。ホロコースト犠牲者追悼記念日はホロコーストとナチスの迫害の犠牲者であったすべての人を追悼する機会であり、今日の社会において最も重要な課題であり、今もなお続く人種差別と不寛容について考える為の日です。」タッチェル氏はそう続けた。
(注 1 )「 28 条」: 1988 年に制定された英国の地方政府条例 28 条のこと。「教育及び資料を出版する方法で同性愛を宣伝してはならない」とする、公的な場での同性愛 “ 助長 ” を禁止した条例。
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