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(回答先: シャロンに手向けの花:ジャボチンスキー著『鉄の壁(The Iron Wall:1923)』【全訳】 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 1 月 08 日 09:56:01)
ジャボチンスキー著『鉄の壁』に対するコメント
まあ「植民地主義の基本的心得」とも言うべきテキストでしょう。
そしてまた、
『我々はシオニズムを道徳的であり正義であると主張する。そしてそれが道徳的であり正義であるがゆえに、正義は果されなければならない。』
『その他の道徳性など無いのである。』
実に立派なファシストの言葉です。こういったことがイスラエルの「建国精神」となっているわけです。
この文章を読むと、イスラエルという国が「ユダヤ人の祖国」などとんでもない大嘘で、欧米勢力の植民地主義の延長線上にあるもので、ユダヤ人がその尖兵として使われてきた、という話になってくるようです。要はイスラム世界のど真ん中に建設された植民国家、ということです。(イラン大統領アフマディネジャッドはこの辺の事情を熟知しているのでしょう。)
もともと欧米支配階層の中にいる(というよりも中心的な位置を占めている)ユダヤ人たちが、同じ宗教を拝んでいるからといって貧乏たれの一般ユダヤ人に対して「同朋意識を持つ」など考えにくいことです。(「持たざる者」とは異なり、「持てる者」にとって『愛国心』や『民族愛』などは自分の利益と一致する限りにおいて意味を持つものです。)しょせんは彼らも欧米支配層の世界完全支配に向けての「道具」、それも非常に有能で強力な「道具」なのでしょう。
それにしても百万人単位で原住民を虐殺した米国について、「良い植民者」とはよく言ったもので、どうやらやはりイスラエルのお手本は米国にありそうな気がします。しょせんはスペインもイギリスもフランスも米国も、この「鉄の壁」を作ってきたわけです。(日本もそれを作ろうとして大失敗し、逆に米国から日本にとっての「鉄の壁」を作られてしまったようですが。)
『我々にとってそれら(バルフォア宣言や国際連盟)の価値は、もし原住民が我々の作業を妨げるようなことがあればそれが不可能だとわかるような統治と安全保障の状態を作り出すことを、外部の権力が今まで引き受けてきた、ということなのだ。』とありますが、
ジャボチンスキーは、ユダヤ人自らが英国人や米国人がやってきたとおりの「鉄の壁」を作るために、全力をあげることになります。そしてその夢を果してきたのが、彼の弟子であるメナチェム・ベギンであり、イツァーク・シャミル、その後を継ぐシャロンやネタニヤフなどといった連中です。
それにしても英国や米国は、一方でユダヤ人自らによる「鉄の壁」作りを妨害する格好をしながら、もう一方では決して彼らの動きを止めようとせず、むしろ彼らに任せてきたようなフシがあります。何とも臭い。一方でナチスに精一杯投資し、シオニストはシオニストでナチスと協力し、一般のユダヤ人からヨーロッパに住む一切の希望を失わせてイスラエルに囲い込む、という寸法です。シオニストの「鉄の壁」はヨーロッパではユダヤ人に対して作られたのです・
先日来、イランの大統領アフマディネジャットがこの点を実に意地悪く突付いているのですが、これに関してだけは、どの国もどのマズゴミも、グウの音も出せないでいるようです。面白いことだ。
そしてこのイスラエルの「鉄の壁」を文字通り鉄壁にしているのが、例の「ホロコースト」であり、イラン大統領が今この点を果敢に突っついているわけです。
シオニストにとってはこの一点が崩れたら「鉄の壁」が「泥の壁」に変わることを知っていますから、あらゆる手段を駆使して「ホロコースト」を守り固めようとしているわけで、『反シオニスト』『反イスラエル』を総て「アンチ・セミティズム」と言いくるめて、【アンチ・セミテズム=ホロコースト・ディナイアル=ネオ・ナチ=ファシスト=人類の敵=重犯罪者】の連想ゲームを事あるごとに練り固めようとしています。
しかしヤツラもずいぶん焦っているようですね。ついでにこのジャボチンスキーの「鉄の壁Iron Wall」が世界中で幅広く読まれるようになったら、相当に追い詰めることができるでしょう。これは例の「ユダヤ長老の議定書」などとはことなり、間違いなくイスラエル建国の基本を記録した重要書類です。