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(回答先: Lavon Affair ラヴォン事件 From Wikipedia, the free encyclope 投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 7 月 24 日 01:31:05)
ご紹介、和訳、ありがとうございます
たけ(tk)さん、Wikipediaの記事のご紹介と和訳、ありがとうございます。Wikipediaの英語版は日本語版よりも格段に詳しく、単なる「辞書」というにはもったいない格を持っていますね。
ご翻訳の文中にある(イスラエルのエージェント Avraham Seidenberg別名Paul Frank)に関しては、”had managed to escape”とありますから、「何とか逃亡できた」ということだと思います。この時期にはまだイスラエルの諜報機関も経験不足で何かと失敗があったのかもしれませんし、スパイの質にも問題が多かった可能性はあります。あるいはひょっとして、ここまではWikipediaには書いていませんがこの作戦に気付いたCIAかMI6あたりの妨害もあったのかもしれません。ともかく真相はおそらく永久に闇の中でしょうが。
また、”25,000 Jews were expelled by Egypt and at least 1,000 ended up in prisons and detention camps”「25,000人のユダヤ人がエジプトによって放出され、少なくとも1,000は刑務所と拘留所で死亡した」とあります箇所で、これは少々うがち過ぎかもしれませんが、25000人のエジプト在住のユダヤ人が、おそらくかなりの部分がイスラエルに向かわざるを得なかったのでしょうが、これは「人口増加」、特に下層労働者となるべき「アラブ系ユダヤ人の増加」を切望するイスラエルにとってはむしろありがたい話だったのではないか、という感じもします。ひょっとするとイスラエルとエジプトの当局者同士で何らかの密約があったのではないのか、という気すらしてきます。
私が訳で紹介した『イラクのユダヤ人』の作者であるナエイム・ジラディは、アラブへの愛とシオニスト憎さの余りに、少しナセルに対して善意の目を向け過ぎているような、訳しながらそのような気もしていました。イスラエルとアラブ諸国との確執は実際にはもっと複雑怪奇なもののはずですので。
それにしても今回のエジプト観光地爆破の規模はものすごいようです。小型核でも使ったのか、と勘ぐりたくなるほどの大変な威力の爆弾だったようです。アフガニスタンかどこかでゲリラ訓練を受けた程度のイスラム過激派が?と疑問が生まれ、やっぱりモサド?と疑いたくなってしまうほどです。彼らはもはやOperation Suzannahのころとはまるで次元の異なる実力を持っているでしょう。