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ホレ見たことか、なんて結果論でものを言うのは、好きではない。だけど、今回に限っては私には、言う権利があるはずだ。
選挙期間中にもかかわらず、前回、私は「小泉首相支持なんてひと言も言ってない。だけど郵政民営化反対なんて言っていたら、選挙でボロ負けするぞ」と書いた。
結果は、まさかこれほどまでとは思わなかったけど、ボロ負けどころではない惨敗。自民は単独で296議席。公明を入れた政権与党は327議席。憲法改悪だって、選挙制度の比例区廃止だって何でもできる政権になってしまったのだ。
得票数では、民営化反対の方が多かったとか、複雑な民営化法案を国民は理解していなかっただのというのは、野党の「引かれ者の小唄」。国民は「郵政を民営化できなくて、なんの改革か。公務員を削減しなくて、この国はやって行けるのか」という小泉さんの声に敏感に反応した。
これは私たちがここ数年、辛抱強く報道してきたことの、ある意味での成果だったと思っていいはずだ。まともに運営する気もない施設を何百億円かけて作っては、ただ同然の値で売り飛ばす。家賃50万円の豪華マンションを数万円で職員宿舎にする。スーツ代から靴代まで手当としてせびり取る。こんな公務員の実態を、若い人を含めて国民はじっくり見てきたのだ。
そんなときに、こんな国家の土台を食いつくす白アリのような連中を野党がかばい立てしたらどういうことになるか。怒った国民が野党を奈落の底に突き落としたというのが、今度の選挙だったのだ。
しかも野党は、小泉さんは白紙委任してくれなんていっていないのに、「これで負けたら白紙委任だ」と自分から騒ぎ立てて、負けるとわかっているのに、憲法から年金、子育て、増税まで、持っているものすべてを引っ張り出して派手な喧嘩をしてしまった。
あげくにボロ負け。民主党は案の定、護憲派なんて蚊帳の外、安保論議が飯より好きな前原さんが代表におさまった。護憲の社民、共産は、沖縄の社大党(社会大衆党)を除いて小選挙区では全敗。まあ、ここまで負ければ、見事というほかはない。社民と共産合わせても衆議院で16議席。わずか3%だ。97%対3%。あの楽天だって、こんな負け方はしない。
さっそく与党は民主の一部と組んで、憲法改悪の準備段階として、国民投票法を定めるために憲法調査会を格上げして、憲法問題の特別委員会を設置した。転がり落ちるように、平和が踏みにじられることは目に見えている。だけど私たちにできることは、メディアでその危険性を訴えることと、野党の尻を叩く以外に方法はない。今度の選挙で、言うことを聞かず0点の答案を持って帰ってきたバカ息子、バカ娘の野党だけど、しっかり叱って、あとは励ますしかないのだ。
しんどくて、忙しい日々がやってくる。
http://homepage2.nifty.com/otani-office/column/ot_007.html
【一言】このボケ老人はどうしようもねえなというのが率直な感想。
黒田清が訴えてた弱者の救済なんてこの男の頭の中にはこれっぽっちもないことを再認識されるコラムでございました。