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たけしの「TVタックル」は通常、「浜幸」や政治(事)評論家と称する三宅某が出て、やたら大げさに大声でわめきまわるドタバタ番組だが、17日放映のものはいつもとはやや、おもむきが違う議論が展開された。野党側の民主党の代表(申し訳ない、名前を失念)も共産党の代表もなかなか印象がよく、意見が違っていても野党同士で批判し合う場面も少なく、足並みをそろえて与党議員を追及し両者ともに好感が持てた。
このような番組を選挙後に、いつもとは趣向を変えて放映するのは、例の「朝日」的なマッチポンプの一環かもしれないが、果たしてどうだろうか。
民主党の主張もきちんと報道されている記事を探したが、見あたらなかったので、「しんぶん赤旗」記事をUPする。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-19/2005101904_05_0.html
2005年10月19日(水)「しんぶん赤旗」
法人税だけ減税のままなのは
経団連会長が許さないから
「たけしのTVタックル」で討論
小池政策委員長出演
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「巨大与党小泉帝国の野望 増税、年金 悪夢のシナリオ」をテーマにした十七日放映のテレビ朝日系番組「たけしのTVタックル」。日本共産党の小池晃政策委員長(参院議員)が出演し、与野党の議員らと、国の財政や年金「改革」、増税問題について議論を交わしました。
同番組ではナレーターが、「現在の増税議論で見逃されているもう一つの大きな聖域がある。それは、法人税」と強調し、日本共産党の志位和夫委員長の衆院予算委員会(九月三十日)の追及を紹介しました。
小池氏は「政府は、一九九九年度に導入された定率減税と法人税率引き下げ、高額所得者の所得税率引き下げの中で、定率減税だけ元に戻すと言った。これはどう考えてもおかしい。一番苦しい生活をしているのは庶民だ」と指摘。さらに、「(政府は)恒久的減税といってきた定率減税はやめ、IT(情報技術)投資減税とか研究開発減税とか時限措置でやってきたものをやめるとはいわない。日本経団連会長の奥田さんが続けてくれといっているからだ」と強調しました。
番組内のVTRでも、法人税が聖域なのは、「財界総理(奥田碩日本経団連会長)が(見直しを)許さないからである」とナレーターが語りました。
これに対し、レギュラー出演者の阿川佐和子氏(エッセイスト)は、「谷垣さん(財務相)の話を聞いていると、サラリーマン増税が一番手ごろで、簡単で、やりやすいという感じになる結果が見えている気がする」と発言しました。
財政問題の議論では、ナレーターが「昨年末の予算折衝で、不要との批判を浴びた関西空港の二本目の滑走路の工事が始まった」と指摘します。
小池氏は「借金が大きいだけではなくて、(小泉内閣の下でも)それが今も増えていることが問題」と強調。関西空港二期工事や八ツ場ダムなどの大型公共工事のムダをとりあげました。
「これだけ膨大な問題があるにもかかわらず『増税します』となったら、(財政問題に)メスが入らなくなる」と指摘する小池氏。これには、他の出演者も「そうそう」と相づちをうちました。
年金「改革」の議論で小池氏は、「今問題なのは、年金の土台が崩れていること。その時に厚生年金と共済年金の一元化の議論をしていても意味はない」と強調。「今、必要なのは、国民年金・基礎年金の空洞化をどうするかという議論だ」と主張しました。
小池氏の指摘にジャーナリストの岩瀬達哉氏も、「小池さんが言っていたように、今一番重要なのは、国民年金・基礎年金をきちんとすべきことだ」と応じました。