★阿修羅♪ > マスコミ批評1 > 549.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: NHKドラマ「ハルとナツ」、自作番組と酷似と質問状 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2005 年 10 月 03 日 21:44:18)
□NHK移民資料横流し疑惑 [岡村淳のオフレコ日記]
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000085/20051002001317.cfm
岡村淳のオフレコ日記
西暦2005年の日記(最終更新日 : 2005/10/03)
9/29記 NHK移民資料横流し疑惑
サンパウロにて
NHK移民資料横流し疑惑
今年7/14にNHKに抗議をしながら私には何の連絡もなかったNHKの事件。
1997年放送の「にんげんドキュメント」で在ブラジルの植物学者・橋本梧郎先生を取材したNHKの担当者が同年に先生のところから持ち出した資料を再三の請求にもかかわらず、返却を拒んでいる事件。
9/27に私の抗議が届いているかどうかだけでも確認させていただきたい、と再びNHKに連絡。
本日、今度はさっそく返答があった。
前略
お問い合わせのメールについてご返答が遅れたことをお詫び申し上げますとともに、この件に対するNHK側の対応をご説明致します。
この件につきましては、7月21日付けのブラジル紙「ニッケイ新聞」でも報じられています通り、当時、橋本様を取材したNHKの担当者が、橋本様と連絡をとりながら、資料の返却作業を進めて参りました。
その結果、岡村様がご指摘の16ミリフィルムや書籍等、お借りしたままになっていた資料を先月(8月)中に橋本様ほか関係者の方に郵送いたしますとともに、担当者が御両方に電話を差し上げ、資料到着の確認をさせて頂いた上で、返却が遅れたことを改めてお詫びしました。お二人からはご了承を頂いたと聞いております。
上記しましたNHK側の対応を岡村様におかれましてもご理解頂きますようお願い申し上げます。
草々 NHK視聴者センター
本件にはニッケイ新聞が触れられなかった重大な問題がある。
この担当者はズボラで返却を拒んでいたのではない。
ブラジルから持ち出した資料を外部に横流ししていたのだ。
これは明らかな犯罪ではないだろうか。
この件についてはサイト「天漢日乗」さんが9/28付「NHK 大宣伝中のドラマ「ハルとナツ」に盗作疑惑」
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/09/index.html
で紹介してくださっている。
実際の移民と移民のかけがえのない資料にこういうことのできるNHKの放送80周年記念が「ハルとナツ」である。
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000085/20051002001318.cfm
岡村淳のオフレコ日記
西暦2005年の日記(最終更新日 : 2005/10/03)
9/30記 続・NHK移民資料横流し疑惑
サンパウロにて
続・NHK移民資料横流し疑惑
ただいま制作中の「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」。
これは言わせていただければ、高貴な魂のぶつかり合いと結ぼれの記録だ。
いくつかの大・黒澤作品のそれを意識している。
その仕上げにあたって、なるべく下品なものは排除したい。
以下、排除すべき下種な問題。
橋本先生のところを作品上のことで訪ねる。
昨日付で記したNHKスタッフによる資料持ち出し問題の話も出る。
「天漢日乗」で紹介していただいている通り、1997年に取材責任者が持ち出した資料を再三の請求にもかかわらず、NHK側が返却を拒んだため、これを知って憤った日本のジャーナリストがNHKに直接、乗り込んで抗議したところ、一部の資料が送り返されたが、これはNHKとは無関係の出版社から送り返されているのだ。
しかもNHKの責任者はNHKの番組取材のためにブラジルに訪れながら「母親に頼まれた」と言って番組とは無関係の戦前移民の資料を持ち出している。
この母親は、自称・移民研究者とのこと。
この資料はその後も返却されなかった。
しかし今年7月、橋本先生の意を受けた岡村がNHKに再び抗議すると、それは無視されたが、その件を当地の新聞が報じたため、NHK側に動きが見られた。
ついに橋本先生の下にNHK職員の母親が頼んだという資料と「同名の」書籍が送り返されてきた。
橋本先生によると「これは(向こうが)古本屋で買ったものだ。自分の本だから、(違うことは)見ればわかる。」とのこと。
オリジナルはどこに行ったのだろう?
「ハルとナツ」製作スタッフにでも渡ったのだろうか?
すでに別の古本屋あたりに高額で売られていた、というところだろうか。
残念ながら、こういうことがまかり通るのがNHKである。
放送80年だ、移民のドラマでカンドーしてくれ、と言う前にしていただくことがだいぶありそうに思うが。