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□佐藤優『国家の罠』、選外の『本当の理由』は!? [東京アウトローズ]
http://blog.melma.com/00143878/20050928122754
佐藤優『国家の罠』、選外の『本当の理由』は!?
第4回新潮ドキュメント賞の選考経過について、面白い記事が読売新聞夕刊9月22日付(=写真)に載っていた。佐藤優著『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)の評価が真っ二つに分かれた、というのである。
5人の選考委員のうち、藤原正也、柳田邦男、柳美里の各氏は『国家の罠』を絶賛。柳氏は「満点の5をつけた」というほどだ。しかし、『国家の罠』は次点に泣いた。
1人の委員が「もし『国家の罠』が受賞したら、委員に名をつらねたくない」などと強硬に反対、異例の0点をつけたという。同記事では、この委員の名は伏せられているが、強硬に反対したのが藤原新也氏であることは明白だ。
また、櫻井よし子氏も選評で「日露関係の基本から現状まで、肝心の事実関係をとりまちがえてきたのは何故か」とバッサリ切っているが、具体的にどこが間違っているのか明らかにしていない。読売記事も「どの点が事実誤認と指摘されたか(新潮社は)公表すべき」と主張しているが、尤もなことである。
周知のように、佐藤優氏はいわゆる『ムネオ疑惑』で逮捕された外務省の元分析官(休職中)。1審で懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決(控訴中)を受けている身だ。まさか、こうしたことが影響したとは思いたくないが、『国家の罠』が選外になった理由がはっきりせず、何ともスッキリしない選考経過だ。
それにしても、藤原新也氏が何故、『国家の罠』を完全否定したのか、聞いてみたいものである。