★阿修羅♪ > マスコミ批評1 > 390.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□<朝日新聞ねつ造>検証記事を掲載 政治部とやり取り不足 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000045-mai-soci
<朝日新聞ねつ造>検証記事を掲載 政治部とやり取り不足
朝日新聞長野総局の元記者(28)=8月29日付で懲戒解雇=が田中康夫・長野県知事の取材メモをねつ造した問題で、朝日新聞は15日朝刊で3ページにわたって検証記事を掲載した。記事によると、当初、本社の政治部が長野総局に田中氏と国民新党の亀井静香氏との会談について情報提供を依頼した際、「お願い」メールを送っただけで具体的な指示をせず、ねつ造したメモをもとに記事を作成するまでの間、政治部と記者との直接のやりとりが一切なかった。朝日新聞は「決定的にコミュニケーションが不足していた」と総括し、政治部にも問題があったことを認めた。
検証記事によると、「お願い」メールは田中氏と亀井氏の会談について情報を求める漠然とした内容で、「どんな点を、いつまでに取材してほしいのか」という詳しい指示はなかった。記事のモニターを本社から長野総局に送るなど内容をチェックするための基本作業も行われていなかった。
政治部が亀井氏側から裏付け取材をしたかどうかについては「場所や会談内容まで詰めることはできなかった」という。「(記者が)知事とサシ(一対一)で会い、やりとりに不自然なところがなかった」ため、安易にメモを信じたという。
元記者との一問一答も掲載した。朝日新聞は8月29日の発表の際、元記者が「功名心だったかもしれない」と話したと説明していたが、再取材では「自分や周囲を納得させるための言葉で本心ではなかった」と話したという。元記者は「総局長から取材結果を聞かれ、『(田中氏は)亀井さんに会ったと言ってました』とぱっと出てしまった。ちょっと取り繕っておけばいいという気持ちが強かった」と釈明。さらに「まさかメールひとつが(本社と)やりとりしないまま丸々使われるとは、知らなかった。このまま記事にする以上は亀井氏周辺に取材していると思った」などと本社側への不満も漏らしたという。【伊藤正志】
(毎日新聞) - 9月15日11時45分更新