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(回答先: 朝日の小泉ヨイショ自爆報道の結末・・・3兆円のおこぼれに目が眩んで・・・ 投稿者 大富豪 日時 2005 年 9 月 14 日 01:38:27)
9月13日朝日新聞夕刊に佐伯啓思京大教授の”衆院選の結果を見て 下ー壮大で皮肉な「茶番劇」ー有効な政策選択肢示されず”という論文が掲載されていました。その中の一部を抜粋します。
”郵政民営化は、明らかに、90年代以降の、金融市場のグローバル化と市場競争の強化という流れを背部にもっているからであり、問題は、この市場のグローバル化の中で340兆円にのぼるといわれる郵貯資金をいかに有効利用するか、という一点にこそある。ひとつの考えは、郵貯資金の市場化によって資金をハイリスク、ハイリターンのグローバルな金融市場に放出するというものである。いいかえればアメリカ主導へのグローバル市場競争への適応を説くもので、だからこそアメリカは郵政民営化を強く要求しているのである。(中略)自民党の勝利によって郵政民営化の方向はもはや動かしがたくなりつつある。だがそのことは大きな危険を伴う。今日「民」へ流れた資金が、そのまま長期的観点からして望ましい利用に付されるという理由はどもにもない。すでに市場で過剰化している資金はグローバルな金融市場を通じて海外に流れ、また国内で局地的な不動産売買や高層ビル建築に向けられる可能性も高い。こうしたことが長期的な国民生活に有用とは思われないのである。(中略)政策選択は「改革」の方向やスピードではなく、グローバル市場主義に「国益」を委ねることの是非を問う点にこそあったし、そのことはこの選挙で決着がついたわけでもない。”
朝日新聞は社説で小泉郵政改革を支持していましたが、私の記憶ではこのような視点は社説の中で殆ど触れられていなかったと思います。この社説を読んだときにも怒りを覚えたのですが、昨日の佐伯論文を読んだときには、それ以上に怒りに打ち震えました。”なにが「有効な政策選択肢示されず」か!それを隠していたのはてめーらマスコミだろうが!しかもそれを貫けばまだしも、選挙が終わって2日後にこんな論文を載せるとは、どういう了見だ!いまさら遅いんだよ、ボケ!”
勿論朝日新聞購読はやめます。中日新聞が圧倒的に優勢な名古屋で30年以上も朝日新聞にこだわっていた自分を恥じています。朝日新聞購読中の方、是非ご一考下さい。