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小泉圧勝で来年の診療報酬改定が恐くて夜も眠れない場末の小さな近未来は負け組(既に?)と思われる開業医です。
周知の通り、自民党は「郵政株式会社化」を最大(唯一?)の争点として選挙戦にいどんだが、浮動票層に単純さ・簡潔さが受け入れられて圧勝になりました。
が、マスコミはその「悪い面」を1度でも報じたか?
手術するときは、患者やその家族に内容を説明しますが、
手術の目的
どのような術式か?
他に選択可能な治療法はないか?
手術の結果生じる後遺症の有無と、術前・術中・術後起こりえる医療事故の有無、種類
その対策
まで説明のうえ、患者サイドの同意を確認して、手術予定を組む。
確かに悪い面は本音を言えば説明したくはない。
小泉さんも竹中なんもマスコミも郵政株式会社化のいい面ばかり誇張して、悪い面を1度も説明せず、国民はいいことだらけと思えば自民党に投票するだろう。
逆に、郵政反対者の本当に訴えたいコメントはいいように黙殺され、阿修羅の様なサイトくらいでこの法案のウサンクサさ、危険性を目にする事はできない。なぜ自分が冷や飯を食ってでも郵政株式会社化に反対したのには何か特別な理由が無かったかと考えなかったのか?大部分の国民は「既得権益を守るため」くらいにしか思っていないだろう。
我々なら、「いい事ずくめの夢のくすり」など存在しない事を良く知っているから、薬のセールスマンが副作用の説明までしなければ入荷しない。
政策も同じだと思う。
選挙結果を国民のせいにはしたくないが(本音は有権者として未熟なのだと思うが)、マスコミが政策の二面性を知らないはずはあるまい。(それとも確信犯?)
十分な判断材料を提供せず行われた選挙はやり直しに値する程のものがあると思う。