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(回答先: Islamic Terror Web Made in the UK and USA! 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2005 年 9 月 10 日 03:48:57)
日本語の本格的なネット情報誌がほとんど無い現状
F.T.W.さん、ご無沙汰しています。
先日の7・7などをいろいろと調べていて実感することは、日本語の情報には、英語圏やスペイン語圏では普通の、インターネット上で独自の方針を持って世界の動きを鋭く分析し虚偽を排して物事の真相を追究しようとする、本格的な情報誌と呼べるようなものが極めて少ない、ということなのですね。
例えばスペイン語圏では、レッゾー・ヴォルテールのスペイン語版であるレッ・ボルテール(Red Vortaire:本拠地はベネズエラ)やIAR-Noticias(本拠地はアルゼンチン)、レベリオン(Rebelión:本拠地はスペイン)など、数多くの情報があります。それぞれ独自の編集方針を持ち豊富な寄稿者を集めています。その他に100以上の反米・反戦系の情報誌があふれています。(もちろんその逆の立場も、ですが。)英語圏では言うまでもありません。(イタリア語、ドイツ語などは知りませんが、きっとあると思います。)
新聞にしてもその掲載内容はともかくとして、インターネット版は店頭売り紙面と遜色の無い記事を掲載しているのが普通で、ネットだけの新聞もかなりあります。私がしばしば阿修羅投稿に引用するIBLNewsなどもそうですが、店頭売りの大新聞に比べると、やはりかなり鋭い視点を持っています。最初から世界の目に曝されることが分かっているだけに、いい加減な方針ではできないのでしょう。
日本語の新聞のインターネット版のお粗末さは目を覆いたくなります。自宅に配って購読料を取るというあり方で成り立っているからでしょうか。日本のマスコミのインターネットに対する「違和感」は相当に強いように思います。また木村愛二さんの憎まれ愚痴や田中ニュースのように個人の努力で成り立っているサイトや阿修羅のような掲示板があるくらいで、上記の意味の頼りになる情報誌が見当たらない。
それだけ日本では「言論」の価値が少ないのかもしれません。「情報」はマスコミが独占するのが当たり前、というような感覚が全体を支配しているのかもしれません。そして「マスコミがあえてはぐらかす情報」は2チャンのような掲示板が拾い上げて補強する、このような構造になっているのかもしれません。インターネットを「補助」の状態のままにしておこう、とする無言の圧力が非常に強いのかな、という気がします。
こちらから見ると、これほど優れたハードウエアーの技術を持っている国で、なぜネット上の情報が少ないのか、非常に不思議な話です。こういった情報網のベースがないと、なかなか日本の社会は変わらないかもしれませんね。