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□TBS突然の増資決定 ホリエモン出馬が引き金!? [ゲンダイ]
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TBS突然の増資決定 ホリエモン出馬が引き金!?
村上ファンドの動きも絡むドタバタ劇
ライブドアの堀江貴文社長の出馬が、TBS経営陣を動かした?
TBSはきのう31日、電通などを引受先とする約206億円の第三者割当増資を決めた。これと、ホリエモンがどう関係するのか。
「大ありなんですよ。堀江社長はニッポン放送買収で、間接的にフジテレビ支配を狙った。当初は、自民党もケシカランと息巻いていたのに、現在は自民党、いわば権力の強力な後ろ盾を得ている立場です。見方を変えるとホリエモンに近づき態度を豹変させた自民党は、どんな人、どんな企業が公共性の高い放送局を買収しても文句は言いませんよと宣言したのと一緒です。こうなると放送局に興味のある投資ファンドや投資家は動きやすくなるし、ガ然、やる気も出てきます」(経済ジャーナリスト)
買収される側は大慌てだ。今回のTBSの増資も突然だった。電通や三井物産などに話を持ちかけたのは「8月に入ってから」(関係者)という。わずか1カ月間のドタバタ決定だ。
「ドタバタの理由はもうひとつ。村上ファンド絡みです。村上ファンドは、大証の“乗っ取り”に失敗した。だから早急に次の標的を探さなければならない事情があったんです。そのターゲットが間違いなくTBSだった」(証券アナリスト)
村上ファンドはTBS株を数%保有し、ここへきてTBS経営陣に対しMBO(経営陣による企業買収)を提案したといわれる。他の投資家もTBSにちょっかいを出し始めた可能性が高い。
こうした動きを察知しTBSがあたふたと動いた。これが真相か――。
もっともTBSは、そんなことは言わない。
「買収防衛策ではありません。純粋に事業目的の資金調達です」(TBS関係者)
電通も「映像関連のコンテンツ制作、ファンド設立などで提携関係を結ぶため」(関係者)とあくまで事業提携が狙いと突っぱねる。
でも電通の出資比率は増資後に4.9%まで高まる。信託口など業務金融機関を除くと、筆頭株主だ。
「電通はおいしい出資ですよ。場合によっては役員の派遣もあり得ます。うがった見方をすれば、TBSは村上ファンドに支配されるより、電通支配を選んだということかもしれません」(経済ジャーナリスト)
ホリエモンに翻弄され、村上ファンドに振り回される。そして電通に助けを求める。“TBSの受難”は終わらない。
●村上氏がTBSに苦言「嫌なら上場やめろ」
「自由に売買されるのが嫌なら(民放は)上場をやめろ」――。村上ファンドの村上世彰氏は、31日、投資先の一つとみられるTBSが買収防衛につながる増資を決めたことに関連し、強い口調で苦言を呈した。
村上氏は「上場している(民放)マスコミ各社は株主資本利益率(ROE)が低い」と指摘。その上で「民放経営者は(買収対象になるのが)『次はわが身』と考えながら、どうやったら企業価値が上がるかを考えるべきだ」と厳しく批判した。
TBS株の保有については「ノーコメント」と明言を避けたが、「投資家なので経営に携わろうとは思っていない」と述べ、買収による経営権取得には否定的な考えを示唆した。