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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000044-mai-sociより引用
<衆院選>ワイドショー“占拠” 映るは刺客やマドンナ…
刺客、マドンナ、新党結成など話題豊富な今回の選挙は、テレビのワイドショーを“占拠”している。番組の内容を項目別でみると、選挙関連の話題が芸能ニュースを押しのけて断然トップで、放送時間は前回衆院選の3倍以上に上っている。ただ今回は自民党関係の話題がかなりの部分を占めており、専門家からは「自民党の広報機関に成り下がっている」との厳しい批判も出ている。
◇芸能・台風抑え前回比3倍…「自民党広報」と批判も
日本列島に台風14号が接近していた6日。各局の朝のワイドショーは、▽「“因縁”の東京18区 選挙戦密着」(テレビ朝日)▽「総選挙 党首が仙台でニアミス」(日本テレビ)――など、選挙関連の話題に時間を割いた。
TBSの報道番組「ブロードキャスター」によると、選挙が公示された8月30日の前週の8月22〜26日(月〜金曜)、民放5局のワイドショーの選挙関連の放送時間は計15時間57分44秒。項目別で2位の「台風11号関連」より約13時間多い。公示日の週の8月29日〜9月2日(同)も計9時間59分48秒でトップだった。
ブロードキャスターのデータでは、03年の前回衆院選では、公示日前週(同)が計5時間49分51秒。公示日週(同)が計2時間43分38秒で、いずれも項目別2位。公示日前後の2週は計約8時間半で、今回の放送時間は3倍を超えている計算だ。
各局のワイドショーでは、グラフや表を示すなどして争点を解説したり、今回の選挙の意義などを説明する工夫もみられる。だが、露出度はどうしても「刺客」や「くノ一」と言われる自民党公認の女性新人候補が多くなっている。テレビ朝日広報部は「できるだけ公平な放送を心がけているが、視聴者の注目度が高い候補のいる選挙区を取り上げることになる」と事情を説明する。
これに対して、立教大の服部孝章教授(メディア法)は「自民党の広報機関に成り下がっていると言わざるを得ない。候補者を『刺客』などと報じるばかりで、なぜその選挙区に送り込まれたのか、どんな主張しているのかという大事な視点に欠けている」と話している。【丸山進、鈴木英生】
(毎日新聞) - 9月8日13時55分更新