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2005年 8月31日 (水) 12:19
村上ファンドVsTBSの戦いが火を噴いた。村上世彰氏率いるM&Aコンサルティング(村上ファンド)がTBSに対し、同経営陣による企業買収(MBO)を非公式に打診していたというのだ。TBS側はすでに村上氏側の提案を拒否し、31日までに300億〜400億円規模の第三者割当増資を実施する検討に入った。増資は投資ファンドの設立などが目的としているが、市場では「企業買収への防衛策は明らか」(市場関係者)との見方が強い。
日本経済新聞によると、村上氏は先月、TBS経営陣に対し、村上氏の資金でTBS経営陣がTBSを買収し、株式を非公開化するよう水面下で打診したという。
「村上氏の狙いは最終的にカネなのでしょうが、TBSは当然、拒否した。でも、今後の村上氏の出方が気になったのでしょう。そこで増資を検討したのだろう」と解説するのは外資系証券のアナリスト。
TBSが実施する第三者割当増資は300億〜400億円規模で、引き受け先は電通、三井物産、ビッグカメラなど。電通が保有することになる株式は日本生命保険の4.3%を上回り、筆頭株主になる。
TBS側は増資目的として、企業買収や投資ファンドの設立と説明している。
「でも、どうみても防衛策。6月には800億円規模の新株予約権をしているくらいだから」(前出のアナリスト)
TBSをめぐっては、広島6区から出馬したライブドアの堀江貴文社長も、フジテレビとの激しい攻防戦の最中から買収のターゲット候補として公言していた。
「TBSはおいしい企業なんです。時価総額が3862億円(30日現在)に対し、営業外資産が約2500億円もある。内訳はキャッシュが600億円弱、投資有価証券が約1400億円、赤坂や横浜・緑山の土地は公示価格との差が500億円。好条件が揃っている」(同)
安定株主も少なく、確実なのは自社保有株と毎日放送を合わせた3.8%程度。現在の筆頭である日本マスタートラスト信託11.7%、日本トラスティ・サービス信託6.9%は、企業の年金や資産を運用する信託口で、儲けが出れば売却する可能性がある。「仮にTOBが実施され、好値が示されれば応じる株主です」(市場筋)
村上氏はTBS株式を数%を保有しているもようで、増資をよしとしないのは明白。同氏の次なる一手が注目される。
http://news.goo.ne.jp/news/fuji/geino/20050831/320050831007.html