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(回答先: 「虚偽のメモ」で記者解雇 誤った記事、本紙が掲載(asahi.com、8/29、22:46)【朝日だけではないだろう】 投稿者 南青山 日時 2005 年 8 月 30 日 00:13:02)
08/29 22:49 朝日新聞の説明全文
朝日新聞が二十九日発表した「新党結成をめぐる虚偽情報メモに
もとづく記事での社内処分について」と題する文書の全文は次の通
り。
総選挙に向けた新党づくりをめぐって、亀井静香・元自民党政調
会長と田中康夫・長野県知事が8月13日に会談しました。弊社は
この会談を21日付朝刊2面「『第2新党』が浮上」と22日付朝
刊3面「追跡 政界流動」で取り上げましたが、このうち一部のデ
ータは、長野総局員による虚偽の情報メモが根拠になっていたこと
が判明しました。
弊社は29日、臨時取締役会を開き、同日付で処分することを決
めました。
虚偽の取材メモを作成した長野県政担当の西山卓・長野総局員(
28)を、虚偽の取材内容を報告し、誤った記事を掲載させて本紙
の信用を著しく失墜させたとして懲戒解雇としました。また、編集
幹部の管理監督責任を問い、金本裕司・長野総局長と木村伊量・東
京本社編集局長を減給・更迭、脇阪嘉明・東京本社地域報道部長と
持田周三・政治部長をけん責、曽我豪・政治部次長を戒告、吉田慎
一・常務取締役編集担当を役員報酬の減額処分(10%を3カ月)
とします。また、同日付で木村編集局長を編集担当付、金本長野総
局長を東京本社編集局付東京本社編集局長付とする人事も決めまし
た。東京本社編集局長は編集担当の吉田慎一が兼務します。
また、同日、田中知事側と亀井氏側に社内調査の結果と処分内容
を伝え、謝罪しました。
なお、30日付朝刊で「おわび」と処分、記事の当該部分の削除
、今回の事態に至った経緯などについて、それぞれ掲載します。
社内調査によると、この記者は総局長らを通して政治部から、亀
井、田中両氏が「中旬に二人が会っていた」という情報について、
日付や会談場所等の情報があったら知らせてほしいと頼まれていま
した。記者は8月20日、同県塩尻市で開かれた車座集会で取材を
しましたが、この取材の間は田中知事からは国政に関する話は出ま
せんでした。その後、田中知事に対する直接の取材をしていなかっ
たにもかかわらず、田中知事と亀井氏が長野県内で会談していたと
、田中知事から取材できたかのような虚偽の情報をメールにし、総
局長や県政キャップ、さらに東京本社政治部記者に送りました。
発覚の端緒は、記事掲載後の23日、田中知事が朝9時から県庁
で開いた定例会見でした。弊紙の21日、22日付朝刊の記事につ
いて、田中知事は「亀井氏と会ったのは東京都内であり、長野県で
はお目にかかっていない」「この件について朝日新聞記者の確認取
材は受けていない」などと指摘しました。
21日付朝刊2面と22日付朝刊3面の記事は政治部がそのほか
の情報もあわせて出稿しましたが、21日付朝刊の「長野県で会談
」という部分と22日付朝刊の記事中、亀井氏と会談した田中知事
が「亀井さんも、いろいろ大変かもしれないけど、郵便局を守れっ
ていうだけでは選挙に負けますよ。サラリーマン増税反対とか、も
っと言うことあるでしょう」と話した、とされている部分が、いず
れも虚偽情報にもとづいていたことが判明。さらに、第2新党結成
の前日に田中知事が「民主党だけでなくいろいろな政党に友人がい
る」と周囲に漏らした場面や「郵便局守れだけでは」の見出しも、
こうした虚偽情報のなかの田中知事発言にもとづくものであること
がわかりました。
なお、亀井、田中両氏は13日に会談していたことについては、
政治部の取材で確認されています。
社内調査に対し、この記者は「書いたこと自体悔やまれる」と話
しています。その一方で、「田中知事からこれぐらい聞けるんだと
いうのを総局長に見せたかったのかもしれない。あとから考えれば
功名心だったかもしれない」とも話しています。
20050829 2303
[2005-08-29-22:49]