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反復動作がけん怠感、抑うつ症状の原因に マウス実験
2005.11.06 Web posted at: 12:38 JST- REUTERS
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200511060003.html
ワシントン(ロイター) キーボード操作やピアノ演奏などで同じ動作を長時間繰り返すことで傷ついた神経から放出されるたんぱく質が、疲労感や抑うつ症状を示す「シック・ワーカー症候群」を引き起こすことが、米テンプル大での研究で明らかになった。マウス実験によると、こうした症状は、傷ついた部分が痛み始める前から現れるという。
研究チームによれば、マウスに前脚の関節を使った反復作業をさせ続けると、約3週間後から、負担のかかっている神経細胞が「サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質の一種を大量に放出するようになる。この時点で関節部分に痛みはないとみられるが、マウスは次第に作業の手を抜き始める。血中のサイトカインの一部が脳へ回り、けん怠感などを引き起こしているためだという。5−8週間たつと、細胞が作り出すサイトカインの量はピークに達し、マウスは作業の合間に横たわったり、眠ったりするようになる。
チームによると、同様の現象は人間の体内でも起こり得る。指先などを使った反復作業を続けているうちに、「どことなく体調が悪い」「仕事の能率が上がらない」「憂うつな気分になる」――などの症状が現れる可能性があるという。上司の目には「さぼっているだけ」と映るかもしれないが、シック・ワーカー症候群だとしたら、しかったり励ましたりしても効果はない。同大研究員のメアリー・バーブ氏は「サイトカインが体を守るための合図を発しているととらえるべき。けん怠感などの症状により、神経の損傷がそれ以上悪化しないよう、休養が必要だと訴えているのだ」と説明している。
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