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十分な看護「できている」は1割未満 看護職員調査
2005年11月04日17時41分
患者を十分に看護できていると感じる看護職員は1割に満たず、仕事を辞めたいと思うことがある人は7割を超す――。日本医療労働組合連合会(医労連)が全国の組合員らに実施したアンケートで、こんな実態が浮き彫りになった。人手不足や仕事の忙しさを理由にあげる声が多く、医労連は「患者の命と安全を最優先する観点からも、看護師の増員が必要だ」としている。
調査は00年に続き2回目。今年8〜10月に約1万7000人(平均年齢35.8歳)から回答を得た。「十分に看護を提供できている」と答えた人は8.6%(00年は7.7%)で、依然、1割を切っており、64.2%が「十分にできていない」と答えた。
また、「この3年でミスを起こしたり、起こしそうになったりしたことがある」のは86%に上った。ミスの内容は質問しなかったが、このうち83.7%が原因に「医療現場の忙しさ」をあげた。
業務量が「最近増えた」としたのは62.1%で、00年の54.5%を上回った。残業時間は、調査時点の1カ月の平均が9.5時間で、0.5時間の増。20時間以上は13.3%だった。
「仕事をやめたいと思うことがある」と答えた人は72.5%で、5年前から8ポイント増えた。「仕事の忙しさ」(35.8%)、「仕事の達成感がない」(21.6%)を理由にあげる人が多かった。
http://www.asahi.com/life/update/1104/004.html
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