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医療事故報告:1年間で1063件 注意不足目立つ
国立病院や大学病院など主要な272医療施設(9月末現在)から第三者機関に報告された医療事故は、制度が導入された昨年10月からの1年間で1063件に上り、うち149件は死亡事故だったことが31日、明らかになった。薬剤の投与や患者の容体について「確認や観察を怠った」注意不足が目立ち、国の認定を受けて集計した財団法人「日本医療機能評価機構」(東京都)は「基本的な作業を徹底していれば、未然に防げたものが多い」と指摘している。
事故報告は改正された医療法施行規則に基づき、主要な医療施設に報告義務を課す制度。対象は患者が死亡した場合のほか、重い障害が残ったり、予想以上の治療が必要になったケースで、医療ミスに限っていない。再発防止が目的のため病院名は公表されず、提出資料から関係者が処罰されることはない。
死亡事故の内容が具体的に明らかになった中では、治療・処置の「方法の誤り」の11件がトップ。「療養中の転倒」と「飲んだ薬や食事が胃に行かず、肺などに誤って入った」の各5件が多かった。事故の程度は、障害が残る可能性が低いものが537件で半分を占めた。事故の発生場所は「病室」が44.4%で一番多く、「手術室」の14.3%が続いた。
一方、272施設のうち、3分の1以上の97施設が「事故はゼロ」として報告していない。大病院で1年間も事故が全くないとは考えにくいため、同機構は報告制度に関する研修会を開いて報告数を増やすことにしている。【玉木達也】
毎日新聞 2005年10月31日 19時56分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051101k0000m040048000c.html
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