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医療を巡る患者の苦情相談などをしているNPO法人「患者の権利オンブズマン」(事務局・福岡市、池永満理事長)に寄せられた相談総数が、99年7月から今年6月までの6年間に、計4717件に上ることが分かった。治療や手術、死亡原因などへの相談が多く、患者の間で医療への不信感が根深いことをうかがわせている。このため同オンブズマンは今月初め、厚生労働省に「認定個人情報保護団体」への手続きを申請。認定されれば、医療機関がカルテを非開示にするなどのトラブルが起きた場合でも、患者の苦情申し立てに基づき解決を図れる。
相談総数の内訳は、電話が3249件、面談が1468件。面談では、「治療への不審(説明不足も含む)」が450件で最も多く、「手術への不審」335件、「死亡原因への不審」129件と続いた。
また相談に対する助言内容については、「苦情相手の医療機関などに説明を求める」の532件がトップ。「医療事故相談窓口を紹介する」234件、「カルテやレセプト(診療報酬明細書)のコピー請求を勧める」191件などと続いている。
このうち、同オンブズマンが具体的支援をしたのは286件。ほとんどがカルテなどの記録を入手し、内容を検証する「記録検討」だった。池永理事長は「医療機関は苦情が寄せられた時を逆に『いい機会』ととらえ、患者により丁寧な説明を心がけてほしい」と話している。【玉木達也】
毎日新聞 2005年10月22日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20051022dde041100068000c.html
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