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(回答先: そうです!! そうです!!! 投稿者 膝枕 日時 2005 年 10 月 20 日 09:06:35)
「ぬれマスク先生のここがおかしい風邪の常識」
臼田篤伸・著
推薦者:会田玲二
カゼに「ぬれマスク」の効用
▼会田玲二 on 2002/01/03
私は以前、カゼを予防し、早く治すために「ぬれマスク」が良いと知り、時々利用しています。
ところで、妻が書店で発見した本を読むと、実はその著者が「ぬれマスク」の発案者でした。
臼田篤伸著「ぬれマスク先生のここがおかしい風邪の常識」発売元・角川書店・本体価格1,200円です。
部屋の加湿は良くない
「ぬれマスク」は、木綿ガーゼのマスクを軽くぬらして、上方3分の1ぐらいを折り曲げて鼻の下に当てる方法。
これなら、呼吸も苦しくないし、寝ている間に外してしまうことも防げます。
著者の臼田医師(歯科医)によると、部屋を加湿することは良くない方法で、それよりも「ぬれマスク」がお奨め。
その理由は、部屋の加湿によってカビやダニの温床となり、これらがハウスダストになってアレルギー疾患を引き起こすからです。
「ぬれマスク」は、著者ができるだけ調べた結果実際に効果があるし、著者自身、風邪を引きにくくなったし、引いても早く治ると述べています。
これは、私にも同様に当てはまる体験です。
クスリ漬け医療を排除するための風邪研究
埼玉県川口市で歯科医院を開業する臼田医師は、長年、歯科とは関係のない風邪の予防と治療を研究してきました。
それは、「薬・ワクチンだけの風邪治療では、徹底した薬漬け医療が待っている」ことへの危機感からのようです。
そして「ぬれマスク」は、著者が研究する自然治癒の一貫として、今から15年前に発案した方法だそうです。
これが今や全国に広がり、静かなブームを呼んでいる状態。素晴らしいことだと思います。
今後も、この本を少しずつ読みながら、自然治癒力による風邪対策を報告したいと思います。
カゼには@濡れマスクとA嚥下が良い
▼会田玲二 on 2002/02/03
先に、臼田氏の「ぬれマスク」を紹介しましたが、その著書を読むと、もう一つ大事なことは「嚥下(えんげ)」だそうです。
嚥下について臼田氏は、次のような効用を説明しています。
咳を鎮める
刺激のない飲み物を「嚥下する」と、手軽に咳を鎮めることができる。枕元に、カフェインの少ない番茶ゃほうじ茶などを置いて、咳で目覚めたら口に含んで、ブクブクしてゴックンする。
嚥下運動によって交感神経が働き、咳が一定時間止まる。
それから、口呼吸を避けて、鼻から息をすること。これを普段から励行(口呼吸はダメ)。
うがいよりも嚥下で免疫が働く
飲食物を呑み込む「嚥下運動」は、養分を摂取するだけでなく、喉の周りの免疫組織が同時に働くシステムになっている。
嚥下は、食材とともに交感神経を刺激して風邪を防ぐ。
「うがいはあまり効果がない」と言うと怒る人もいるが、医学的・客観的に見て真実だから仕方がない。
口の中は風邪を引かないから、口の中を掃除するうがいには、過大な効き目を期待するのはムリ。
さらにうがいの欠点は、済んだ後に液を全部吐き出すこと。
これは、うがいによる運動エネルギーまでも全部吐き捨てること。
これに対して嚥下運動のエネルギーは、喉を中心とする上気道全体に波及し、熱エネルギーに変換され、局所の免疫力をグーンと強める。
だから、飲み込んでも安全なお茶などで、ブクブク・ゴックンする方法を研究すべし。
風邪を重くしない嚥下
昼間は嚥下を繰り返しているので、風邪を引いている場合のウイルスは胃の中に流されて、器官には侵入しにくい。
ところが睡眠中は、嚥下運動がストップして、器官の入口は開きっ放し。喉から器官への通路はフリーパス同然。
このような嚥下の停止、共用通路(喉)への分泌の低下、水分の補給停止によって、ウィルスにとってバリアフリー状態が作られる。
これが、軽い風邪から思い風邪へと至る医学的根拠と見て良い。
市販薬の量を減らして飲む
市販薬の用量を読むと、「15歳を過ぎると突然2倍」というどんぶり勘定が表示されている。
臼田氏自身も年に1度ぐらいはタン・セキ止め薬のお世話になるが、指定の半分量で十分に効く。
これも、薬漬け社会の現われ。
薬をお茶で飲む時などは、風邪薬を半分に減らすのが良いと思う。
マスクは風邪を引く前にが望ましい
ガーゼマスクは、気道全体の乾燥を防止すると同時に、マスクの部分で呼気の熱が受け止められる、寒気が気道に直接入り込まないので、気道全体を暖かく保護してくれる。
ガーゼマスクは、洗顔の際に石鹸で洗うと良い。1日では十分に乾かないので、2〜3日乾かし、その間は予備のマスクを使う。
アルコールの飲みすぎに注意
酒を飲んで、次の日に風邪を引くことが良くある。
アルコールが血液中に多くなりすぎると、免疫細胞も酔っ払って働きが鈍くなり、眠り込んでしまう細胞も出てくる。上気道の細胞も抵抗力が落ちてしまう。
酒量は人によってまちまちなので、自分の適量を守ること。
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発行月 2001年12月
関連項目
タイトル 夜寝ている間に進行するカゼから身を守るウイルス撃退法
臼田歯科医院 院長 臼田篤伸
どうしてカゼは夜ひくの?ウイルスと体のメカニズム
「あ、体の調子が悪い、カゼをひいたようだ」と気付くのは、夕方以降に多いと思いませんか? これには、人間の自律神経のメカニズムが大きく関係します。
カゼとは上気道の感染症のひとつ。鼻カゼは外出中、あるいは家の中でライノウイルスに感染して引き起こされます。日中、人間の体は交感神経優位になり、アクティブな状態になっています。この時間帯に感染してもウイルスに対する免疫系が抑制されていて体はそれをとりあえず放っておいて普段の活動に集中しています。ところが、夕方、副交感神経が優位になると、ウイルスの免疫系が活性化します。この段階でウイルス感染に気付いた体の免疫系は慌ててそれに反応し、一気に白血球の中のリンパ球を活性化させるため、その急激な反応が症状となって表れるのです。インフルエンザウイルスの場合には、さらに感染力、増殖力ともに強力なので、それに対する生体反応も激しくなります。高熱が出て体の節々が痛むなど、つらい症状が表れます。
カゼをひくのは夕方から夜の間。朝起きて何もなければ、昼に具合が悪くなることはないのです。
寝ている間の簡単な対処法でカゼは予防できる
カゼ対策には第一にウイルス感染しなければよいのですが、普段の生活の中で、外出を避けたり、家族に会わないようにすることは難しいもの。すると多かれ少なかれどうしてもウイルスの危険にさらされることになります。カゼウイルスは上気道の、主に鼻の粘膜に、インフルエンザウイルスはさらに奥まで感染し、増殖しますので、それらを洗い流してしまうことは容易ではありません。たしかにうがいはある程度有効なのですが、さらにさらに効果を上げるために、私は温かいお茶を口に含んでぶくぶくさせてからゴックンと飲みこんでしまう方法をすすめています。感染力、繁殖力ともに強力なインフルエンザウイルスであっても胃の中で強い酸性の胃液にさらされれば、ひとたまりもありません。
なるべく感染しないようにするのにこしたことはありませんが、もらったウイルスは胃の中へ送って殺してしまう、この2つでカゼの発症をかなりの部分抑えられます。そして先ほども述べた通り、カゼのウイルスは夜寝ている間に繁殖しますので、最も大切なことはその時間帯のカゼ予防。
これにはぬれマスクがもっとも効果的。お湯でしぼったマスクを口の上にだけ装着して休みます。乾燥した空気に水分を与えられ、それを吸い込むことによって上気道が乾くのを防ぐのです。
また、枕元には温かいお茶を入れたポットを常備しておきます。夜中、目が覚めたときにブクブク、ゴックンすれば、上気道がきれいになるだけでなく、食道を通るお茶が、それに隣り合った気管を温め、せきを鎮めてくれます。
もうひとつ心がけたいのが鼻呼吸。鼻呼吸によって運ばれる酵素は鼻粘膜やのどの交感神経を刺激することがわかりました。カゼの急激な発症を避けるためには、ぬれマスクによって鼻呼吸を促進させ、上気道の交感神経をある程度刺激するとよいのです。
薬を否定するわけではありませんが、使うなら症状がきついときに限ること。症状が治まったら服用を控えるなどけじめをつけたほうが体のためにも安心です。何より、普段の生活習慣を規則正しくすることを心がけてください。
ぬれマスクとお茶でカゼ対策はバッチリ!
寝ている間のぬれマスクとお茶のブクブク、ゴックンでカゼ退治。お茶は、麦茶、ほうじ茶など、カフェインの少ないものを選んで。また、カゼのひき始めから終わりまで、鼻づまりのときにはお風呂が有効。入浴すれば鼻の通りがよくなり、鼻呼吸が促され、交感神経が刺激されて気分がスッキリするのです
(1010誌第53号より)
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