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2010年度に医療給付費30兆円目標 経団連が提言
2005年10月14日21時16分
日本経団連は14日、年末に決まる06年度の医療制度改革に向けた基本的な考え方を決めた。増加する医療給付費を抑えるための上限を定める「政策目標」として、10年度に「30兆円」、25年度に「44兆円」とするよう提言している。また、新しい高齢者医療制度の対象年齢は「65歳以上」とするよう求めている。
政策目標については、政府の経済財政諮問会議などでは給付費の伸びを経済成長率の伸び以下にするといった「伸び率目標」が議論されているが、経団連は景気の変動などで目標数値が変わるのは得策でないとの理由で、医療給付費の絶対額を目標とする。経団連が示した給付費上限額は厚生労働省による給付費の推定値より10年度では4兆円、25年度で15兆円少ない。
政府の基本方針では高齢者医療制度の対象年齢を「75歳以上」としているが、経団連は、公的年金の受給開始年齢や介護保険の受給対象年齢に合わせた方が整合性があると主張している。
http://www.asahi.com/life/update/1014/004.html
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