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大手食品会社「カルビー」(東京)の子会社「カルビーポテト」(北海道帯広市)による未検査種芋栽培事件で、北海道警生活環境課は14日、ジャガイモの種芋を防疫検査を受けないまま農家に栽培させたとして植物防疫法違反の疑いで、法人としての同社と社長ら4人を同日中に書類送検する方針を固めた。
調べでは、カルビーポテトは2002年から04年までの3年間で、未検査の種芋約5000トンを北海道内の契約農家に供給し、ジャガイモを栽培させた疑い。ジャガイモはカルビーが買い取りポテトチップスに加工、販売していたが、人の健康には影響ないという。
昨年11月、南富良野町の契約農家の畑で病害虫が発生。道の調査で未検査の疑いが発覚し、道はことし5月、同社に対し、種芋の販売業者としての登録を取り消した。農水省が告発していた。
カルビーポテトはカルビーが81%出資し、菓子の原材料生産や販売などを請け負っている。
ジャガイモは、病気や害虫などの被害が拡大しやすいため、国が種芋の生産や流通を制限し、流通前に植物防疫所が検査している。(共同)
(10/14 14:31)
http://www.sankei.co.jp/news/051014/sha055.htm
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