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最大8万5千人と推計
中皮腫と肺がんの死亡者
石綿被害で環境省
アスベスト(石綿)が原因とみられる中皮腫で今後亡くなる人が、最大で約5万人に上るとの推計を環境省がまとめたことが11日、分かった。肺がんで亡くなる人は約3万5千人と推定しており、合わせて被害者は約8万5千人になる。
アスベスト規制による効果や、石綿の種類別による発症率の違いは考慮に入れていない。来年の通常国会に提出予定の被害者救済新法の財源規模を確定するためには、被害者数の算出が急がれているため、推計に踏み切った。環境省はこの数字を関係省庁に示して協議を進める。
推計方法は、海外の事例などを参考に、石綿使用170トンにつき1人が中皮腫を発症すると仮定。総使用量は不明のため、これまでの石綿総輸入量960万トンから6万人弱が発症したと計算し、既に亡くなった約1万人を差し引いて約5万人とした。
肺がんについては、労災認定が中皮腫10人に対して肺がん7人の割合であることから、約5万人に0・7をかけて約3万5千人と推計した。
石綿起因の肺がん発生率は、中皮腫の2倍という学説もあり、今後、推計した被害者数が変わる可能性がある。
7日公表された厚生労働省の人口動態統計によると、中皮腫による2004年の死亡者は953人と、統計を取り始めた1995年の500人に比べて、倍増に近い。以前の石綿大量使用の影響で、今後の増加も懸念されており、今後40年で死亡者は約10万3千人に上ると推計する研究者もいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20051011/top_____detail__004.shtml
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