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山口県は8日、防府市大崎の養殖場で37匹のニシキゴイ幼魚が死に、一部の魚からコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出たと発表した。県は、この養殖業者にコイの出荷禁止を命じた。国の検査でKHVと確認されれば、全国47都道府県すべてで発生したことになる。
県によると、7日に業者から通報を受け、県水産研究センターで9匹を検査。4匹から陽性反応が出たため、水産総合研究センター(三重県)で確認検査をしている。4匹はいずれも、9月20日に岡山県の養殖業者から仕入れており、県は感染ルートを調べている。
KHVはコイのみが発症する病原性ウイルス。97年にイスラエルで発見された。国内では03年10月の茨城県を皮切りに全国各地で発生が相次ぎ、山口県だけが未発生だった。
毎日新聞 2005年10月8日 23時49分
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051009k0000m040109000c.html
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