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大手ガラスメーカー「旭硝子」(本社・東京)は7日、兵庫県尼崎市東七松町の同社関西工場グラウンド跡地(1・32ヘクタール)の地下水から、環境基準の最高199倍のヒ素が検出されたと発表した。
2001年に行った検査で、同1100倍のヒ素を検出していたことも明らかにした。
同社によると、01年8月、敷地内で土壌と地下水の調査を実施。4地点のうち3地点の地下水から、国の環境基準(水1リットル中0・01ミリ・グラム)の1100〜160倍のヒ素を検出した。また、土壌からも最高で現在の土壌汚染対策法の基準の130倍にあたるヒ素を検出したという。
01年当時、市から公表するよう指導を受けていたが従わず、その後、跡地に飲食店や公衆浴場などを集めた商業施設が建てられていた。同社は「近隣で地下水の飲用はなく、住民の健康に影響はない」としている。
(2005年10月7日23時28分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051007i417.htm
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