★阿修羅♪ > 不安と不健康10 > 511.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
1918〜19年の世界的大流行で2000万〜5000万人が死亡したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを、遺伝子工学の手法を使って再現することに、米疾病対策センター(CDC)などが5日までに成功した。現在アジアで猛威を振るい、人間での大流行も「時間の問題」と懸念されている鳥インフルエンザのH5N1型ウイルスと共通する遺伝子変異があることも分かり、研究グループはワクチンや治療薬の開発で新型インフルエンザの大流行に備えるための重要な成果としている。一方、悪用や流出を懸念する声も高まりそうだ。CDCは「厳重な管理下で実験した」としている。
スペイン風邪は流行当時の完全なウイルスが保存されておらず、アラスカの永久凍土に埋葬された犠牲者の肺からウイルスの遺伝子を回収、解読を進めてきた。
強い毒性に関与していたのは、ウイルス表面にある糖たんぱく質の遺伝子1種と、ウイルスの増殖に不可欠な「ポリメラーゼ」と呼ばれる酵素の遺伝子3種。この酵素の遺伝子は鳥のインフルエンザウイルスがわずかに変異したもので、変異の一部は、H5N1型ウイルスと共通だった。
研究結果は、6日付の英科学誌ネイチャー、7日付の米科学誌サイエンスに掲載される。(ワシントン共同)
毎日新聞 2005年10月6日 11時46分 (最終更新時間 10月6日 11時50分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051006k0000e030056000c.html
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康10掲示板