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(回答先: 医療費抑制:未達成なら補助削減 都道府県にペナルティー (毎日新聞) 投稿者 彗星 日時 2005 年 10 月 02 日 09:06:28)
夜に書くと怒りで不眠になり、翌日の診療に支障が出るので昼間書きたかったが、、不眠を覚悟で筆を執る。
それに、世の大部分のお医者さんは変にプライドもあり、
「医者は食わねど高楊枝」
を決め込みたいらしい。
本当は自分もそうだが、他の医者仲間や患者のことも心配なので、誰かが書かなきゃならない。愚痴って同情を得る様な内容である事も、いろんな社会にはそれぞれ苦労も有ることは承知だが、敢えて書く。
あまり知られていないが、医者は行政にがんじがらめの内情を示す。
医療報酬は患者から3割、国保や健保から診療報酬として7割支払われる。
そして、診療報酬を受けるために、明細書(リセプトと呼ばれる)を国保・健保に提出し、「妥当とみなされた分」医療機関に支払われる。
ここ10年ほどで、「妥当とみなされる分」が年々増え、支払われない分が増えている。「不当」とみなされる分が増えている。市民が保険を支払ってるのに、患者の為に妥当と考えた行った医療行為に対して、不当と決め付け、診療報酬を払わない事が多いのである(本当は債務不履行といいたいが、あまりにも日常茶飯事になっている)。
この制度の初期には、なるほど、自ら「不正診療報酬請求」が是正されて、お国の財政が苦しいなら止むを得ないと見ていた、が近年は、患者に必須と思われる診療報酬も削ってくる事が多くなった。
すると、次からは、「不当」とされる診療を、「妥当」と思ってもしぶる様になる(医療が行政に屈服しているのだ。既に患者に実はシワ寄せが行っている。公にならないのは、患者に知識がないのと、医者も後ろめたいから)。
または、「不当」とされた支払い拒否に意義を申し立てもできる。
が、あまりやると、その医療機関に診療報酬報酬の払いが悪くなる(削られると言う)。それが恐くて、あまり口答えできない。それでも、やり続けると、「保険医取り消し」が恐い。つまり、国保・健保から診療報酬貰えなくなる。すると、同じ医療行為でも、単価が高く設定しないと逆ザヤになる。高いと患者が来ない。つまり経営破たん直行である。
他にも、個別指導・集団指導・立ち入り検査など、医療行政からがんじがらめにされていて、たまに、行政官に口答えしただけで、保険医取り消しということもあったようだ。仕方なく、行政官が高圧的に出ても「ははー、お役人様」ということになる。
そこへ持ってきて、自治体に診療報酬削減のノルマを設けると言う。
行政官は、国保補助率を下げられたくないから、必死で医者を締め上げるはずだ。
先の理由で、医者は逆らえまい。すると、先の理由で必ず患者にしわ寄せが行く!
既に、行政の締め付けで、患者のことだけを考えて医療ができなくなっているが、それに拍車がかかる。
日本で医療をやってるのがいやになる。財政のためなら、国民の医療がどうなってもいいのか?!
まだの方は下も読んでいただければ幸いである。
TITLE:大量病医院経営破綻プロセス発動前夜 町医者
DATE:2005/09/28 12:01
URL:http://www.asyura2.com/0505/hasan42/msg/533.html
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