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中国の科学者を中心とする共同研究の結果により、新型肺炎SARSのコロナウイルスの感染源は野生のコウモリであることがわかった。中国科学院(科学アカデミー)武漢ウイルス研究所がこのほど明らかにした。これにより、SARSウイルスの感染の起点はコウモリである可能性が高いことがわかり、これまで感染源と疑われていたハクビシンはSARSウイルスを人間に感染させる中間宿主の役割を果たしていたとみられる。
SARSウイルスの感染源の研究は、当初ハクビシンに集中していた。しかし武漢ウイルス研究所の石正麗研究員や動物研究所の張樹義研究員らは、動物を感染源とする主な伝染病の病原体の最初の宿主がコウモリであることが近年の研究で明らかになっており、ウイルスに感染したコウモリは基本的に臨床症状が出ないことに着目した。このことから共同研究チームは、SARSウイルスの感染源としてコウモリを中心に研究を進めていた。
昨年3月、共同研究チームはコウモリ408匹を標本としてSARSウイルスの抗体と遺伝子の研究を始めた。遺伝子配列を分析したところ、コウモリから発見されたSARSウイルスと、SARSに感染した人間が持つウイルス遺伝子の同質性は92%に達した。(編集SN)
「人民網日本語版」2005年10月1日
http://j.peopledaily.com.cn/2005/10/01/jp20051001_53995.html
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