★阿修羅♪ > 不安と不健康10 > 470.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
土曜の夜、(TVつけても映画ぐらいのもんだ)ベトナム戦争のプロパガンダ映画が放映されていた。
「お父さん・・・戦争はなぜあるの?」女の子が父に聞く。
その答えに笑ったが最後、「あはは!・・・戦争映画はいつからお笑いに進出したんだい?」
(いくらプロパガンダだって、昔はもう少し慎ましやかに、オブラートにくるみ、そこはかとなく洗脳したもんだ)
神に祈りを捧げながら、「異教徒の祈りは無視して下さい、奴等をケチョンケチョンにしてやってください」
なんて・・・おかしくてしょうがない。(こりゃやっぱりパロディーなんだろ?)
隅々に配置された洗脳的セリフのオンパレードに、痺れ笑いながらついつい見てしまう。・・・
2002年製作、題名など気にもとめちゃいないんで覚えちゃいない。
これを見ながらうんうんと頷き、愛国心に燃え、神と正義の怒りに打ち震え、悲しみを共有し、ベトナムのべの字も知らぬ人間がベトナムを知ることを想像すると・・・もうこりゃやったもん勝ちかぁ?と頷いてしまうのだ。
イラクでの出来事、アルカイダが何者か?なんて誰も気にしちゃいないし、
911の出来事やロンドンテロの真実が語られる日が来るとも思わない。
ましてや、その影で油、株、兵器で地球上の富を抱えこむ連中が表にでてくるとも思わない。
「衛生兵!傷ついた兵士をヘリまで運べ!」「なあ相棒!祖国へ帰るんだ!」
・・・TVじゃ今、ベトコンの襲撃でそいつが蜂の巣になっている。・・・
戦場から送られた一枚の写真。兵士に囲まれ、失った右目から血を流す少女の残った左目がこちらを見ている。・・・
毎日のように伝えられる膨大なテロ、泥沼の数々・・・毎日送られてくる膨大なニュースもこの一枚の写真でさえ、信じられなくなる日が来たとしても、・・・この少女だけは・・・
ふっ・・・と・・・トータルリコールで描かれた、夢を売る企業のことが浮かぶ、この少女の一枚の写真や映像までも・・・夢を売るように売られたとしたら?・・・この世に信じうるものが無くなってしまう。
我々は、まだ引き返せる場所にいるんだろうか?・・・
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康10掲示板