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しんぶん赤旗からhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-15/2005091514_01_2.htmlより引用
2005年9月15日(木)「しんぶん赤旗」
センナ茶
便秘解消うたう「健康食品」
薬と同程度の下剤成分
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便秘解消・改善をうたう「健康食品」で知られる、センナ茎を使ったお茶や錠剤に、薬と同程度の下剤成分が含まれていることが国民生活センターの商品テストで明らかになりました。
センナ茶で「半日くらい下痢が止まらなかった」などの相談が国民生活センターの全国消費生活情報ネットワーク・システムに寄せられています。同センターは、センナ茎を原材料に使用している「健康食品」二十銘柄(茶類十五銘柄、錠剤五銘柄)をテストし、このほど結果がまとまりました。
センナは、大腸刺激性の下剤成分センノシドを含む植物です。葉や葉軸は薬事法で食品には使用が認められていませんが、茎は食品として使えます。三銘柄で葉軸が検出され、メーカーが自主回収を始めました。
下剤成分であるセンノシドが検出されたのは十八銘柄でした。お茶は一日に二回飲んだ場合や、錠剤では摂取目安量の範囲内でも、下剤としての生理作用を及ぼす可能性のあるものが十四銘柄にのぼりました。
茶類の入れ方にかんする表示のなかには、「適宜な色、香りが出ましたらお召し上がりください」などとあやふやなものもあったため、やかんで煮出したり、急須で浸す時間を長くすると、センノシド量が増えることがわかりました。
同センターは、業界にたいし、入れる際のお湯の量や抽出時間を具体的に表示するよう改善すること、「便が緩くなることがある」などの注意表示を十分にすることなどを要望しました。
また、消費者には、「初めて飲む場合は、少量から試し、様子をみること」を呼びかけています。
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