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http://www.asahi.com/health/news/TKY200509130235.html
2005年09月13日15時33分
白血病などの治療で実施される骨髄移植のドナー(提供者)に選ばれたけど、どうすればいいの――。そんな疑問や不安を、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」に書き込んで始まったやりとりが、「骨髄ドナーに選ばれちゃいました」(小学館)という本にまとめられた。
本は昨年3月の書き込みから始まる。「鉄」さんという男性が、幼なじみが白血病で死んだのをきっかけにドナー登録をしたら、しばらくして骨髄バンクから「ドナーに選ばれた」と連絡があり、詳しい検査を受けるよう求められた。
手術や事前の検査に対する疑問を「2ちゃんねる」に書き込むと、骨髄提供の経験者や医療関係者の回答や感想が、次々に寄せられた。「良いことばかりではないことも知って欲しい」。そんな書き込みをしたドナー体験者もいた。
患者さんの話も聞きたい、と書き込むと、実際に骨髄提供を待つ白血病患者と名乗る人も現れた。白血病患者への中傷や反論もあった。
骨髄液1300ミリリットルを採取して韓国の患者に提供するまで、書き込み数は600を超した。議論のきっかけを作った鉄さんは「この本が骨髄移植にまつわる様々なシーンで役に立てば」と話した。
小学館の菊池博和さんは「若い人は公式情報より匿名情報に、リアリティーや本音を感じられるのでは」と言う。B6判、192ページで1050円(税込み)。売り上げの一部は、骨髄バンクを運営する骨髄移植推進財団に寄付される。
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