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【ダブリン7日】当地で開催中の英国科学振興協会(BA)の会議でアイルランドの研究者たちは寄生虫を利用して喘息を予防あるいは治療する新しい有望な方法を発見したと発表した。トリニティー・カレッジ(ダブリン)の生化学者パドレイク・ファロン氏は自分の研究グループが既に、生きたヒトの寄生虫を使った実験でマウスの喘息の治療に成功したことを明らかにした。
ファロン氏によれば、ヒトの寄生虫を使って喘息の発生を阻止する実験が行われたのは初めてという。ファロン氏は、アレルギー性疾患が最近、先進諸国で劇的な増加を見せているのは、「清潔」な近代社会で寄生虫や細菌、ウイルス感染が減少したことが大きな原因になっていることを示す証拠があると述べるとともに、開発途上国の人たちは喘息にかかる率が低い事実を指摘した。
ファロン氏によれば、ガボンでの調査で、寄生虫を持つ学童は家ダニを原因とするアレルギー症状を示す率が低かった。しかし寄生虫を薬剤で駆除すると、学童たちがアレルギー症状を起こす率が高くなったという。〔AFP=時事〕
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